レッスンを見る技術

レッスンを「見る」技術

ケガしているときってどうしてもレッスンを見学しなければいけない時間があると思います。

みんなが上手になっていくのを見ると焦るし、

レッスンを真面目にやっていない子を見るとイライラするし、いつになったら踊れるんだろうって不安にもなると思うし。

 

ここでは、レッスンをただ見て凹む…というだけでなく、自分の勉強用に見る方法をお話しします。

ここで紹介している方法でレッスンを見学し、たくさんノートをとって、

上手になる子に当てはまる方程式を探してみてください。

上手な子を徹底的に分析する

全部が上手な子を探すのではなく、一人ひとりが持っている、光る部分を探すんです。

  • プリエの使い方が上手な子
  • 表現力がある子
  • 脚が高く上がる子
  • 回転が得意な子
  • 動きが滑らかな子
  • ポーデブラが正確な子

先生の注意を言われたらすぐに直せる子、なんていうのも見えてきますね。

 

すごい子を発見して終わり、ではなく、ここからが大切。

どうしてなのか?を分析するのです。

 

  • どうして彼女は目につくのだろう?
  • 何がほかの子と違うのだろう?
  • 良いところが引き立っている理由は何だろう?
  • 逆に直せばもっと飛び抜ける部分はどこだろう?

 

その後に自分に当てはめます。

私ができることはなんだろう?

「今」の私でも取り入れられるエッセンスはどこだろう?

 

例えば、回転が上手な子を研究したら、毎回確実にスポットを付けていると発見しました。

今、ピルエットはもちろん、センターレッスンができない私にもできることは?というと、

  • 首のムダな緊張をとること(リリースプログラムに取り入れる)
  • スポットの可動域を得ること(首を左右に完全に使う練習をエクササイズ内でも取り入れる)
  • 日常の姿勢でも首の位置に気を付けること(アライメント)

というように、今できることが見えてくるはずです。

レッスンの流れを研究

上手なところを分析していると、レッスンの中での得意・不得意があることにも気づくと思います。

 

  • バーでは正確な足さばきだったけど、アレグロになると疲れちゃうのか、シャープさに欠ける
  • アダージオでは柔らかなプリエが使えていたけれど、ジャンプの着地では固まってしまう
  • バーでは目に留まらなかったけれど、センターになると踊り心が見える

 

体力が原因?集中力?苦手意識、それともただ飽きてる…?

 

最初から最後までレッスンをコンスタントに受けている子はどんな子たちでしょうか?

ムラがないという言い方でもいいかもしれません。

 

レッスンを見学しているとき、研究材料は目の前にあるのです。

穴が開くほど見つめて、彼らが何をしているのか?から学んでみましょう。

 

  • ほかの子が踊っているときにはどんな態度なのか?
  • 先生に注意された「後」は何をしているのか?
  • レッスン前、レッスン後にどんなことをしているのか?

 

よく「上手な人から盗みなさい」なんて言い方をされることがありますが、本当にこうやって盗むんですよ、やっていることを。

先生の言葉を徹底分析

レッスンを受ける最大の理由は先生に注意されることではないでしょうか?

そうでなければ、レッスンDVDを見たり、自主練していれば十分だものね。

 

  • 先生はどんな言葉遣いをしているのかしら?
  • どんなときに、どんな注意を言っているのかしら?
  • 直した子は、何をどうやってなおしたの?
  • 直せなかった子の原因は?

 

先生の言っている意図を理解したら、レッスンに復帰したときに同じことを言われてもすぐに直せます。

先生の言っていることが分からなかったら、今なら調べたり確認する時間があります。

ステップの理解が間違っていたり、ポーデブラの場所が正しくなかったり、そういった知識の部分は、 レッスンに参加していない今でも直せます。

 

あまりいい先生についていない場合、ワールドバレエディだとか、カンパニーレッスン、ローザンヌ国際バレエコンクールの公開レッスンの様子だとかをYouTubeで見て、

先生が言っている言葉を書き出してみましょう。

英語の練習にもなるけれど、トップレベルの人は何を求められているのか?が分かるとオーディション前に練習すべきことや、注意すべきエリアが見えてきます

ダンサーの仕事は「見られること」

やりたいように踊る自己満足ダンサーではなくって、ほかの人から客観的に見たときにどうやって目に映るか?

それを観察するのは、コンクールや舞台、オーディションでどうやって見られているかの研究になりますよね?

 

いくら美味しいごはんでも、ベタベタ指紋のついた、フチが汚れているお皿に乗って出てくると、うーん…と思いますよね。

プレゼンテーションの仕方というのも、視覚で楽しむ芸術であるバレエでは必要だと私は思います。

 

 

どんなダンサーを「見たいか?」という立場からの研究もやってみてください。

  • この態度、ボディランゲージはどうだろう?
  • クロワゼがこの角度ではどう見えるだろうか?
  • このお団子の高さ、レオタードのカットは…

 

クラスメイトをジャッジしろ!という意味ではありません。

自分がレッスンを受けている立場だと、振付、音楽、先生の注意、位置取りなのでいっぱいいっぱいだろうから、

  • 私だったらどうしたいかな?
  • オーディションだったらどうだろう…

など、生徒の立場を客観視することができるはずですよね。

 

クラスメイトのレッスンを見るほど辛いことはない、っていうのは私も良く分かります。

でも、ここで書いたことをヒントに自分の糧にしてみてください。

冬、葉っぱがついていない木でも、春に花咲くためにエネルギーをためています。

たとえ外見からは何も変化がなくってもね。

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ai

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