腹筋。腹筋。腹筋。ダンサーの腹筋事情


腹筋。腹筋。腹筋。

 

 

私の使っているブログシステムによると、

DLSには「腹筋」という言葉が出てくる記事が39個あるそうです。

 

特に集中しているのが、

コアマッスルについてお話したシリーズ

そして体幹のエクササイズとしてプランクたちをお話してきたシリーズ

 

そりゃそうですよね。

コアマッスルのひとつに腹筋があるわけだし、

体幹のひとつに腹筋があるわけで。

 

ここらへん、忘れちゃった人は復習しておきましょうね。

 

腹筋について、さまざまなブログが色々なことを書いています。

だから今まであえて書いてきませんでした。

私じゃなくてもいーだろーと笑

 

 

が。

 

 

今年新しく入学してきた生徒の慢性腰痛、

そして「お腹を使って踊る」

だったり、

「腹筋を使って脚を上げる」

という事への理解不足。

(彼女は真っ直ぐ椅子に座れない!)

 

 

自分の体で理解できていない中で、

そして解剖学はもちろん、バレエ用語やステップを知らずに

レッスンを教えてきた、という悲しい事実。

(スタジオでアルバイトとして教えるって普通だものね)

 

 

はたまた、冬の講習会で見た、

バレエ教育法を学んできた、または体について勉強をしている、という先生に

長年バレエを教わってきた生徒達が

骨盤を真っ直ぐのままタンジュデヴァンが出来ない現実をみて。

 

 

この問題はもっと奥深いのではないか?

って考えていました。

 

 

この記事を書き始める前に

(思いついたのは1月だったのだけれど、すでに3月・・・)

どのような形でお話しするのが一番いいのか?

って考え込んでいました。

 

 

だって

  • インターネット上に情報はたくさんある。
  • 腹筋について知らない人は居ない。
  • 腹筋という言葉を口にするバレエ教師はたくさんいる。

 

なのに現実として

 

  • タンジュデヴァンが出来ない。
  • ダンサーにおける慢性的な腰痛。
  • 脚の外側がパンパンになってしまう子たち
  • お腹がぐにゃぐにゃ、軸がないダンサー
  • ネバーエンディングの注意「腹筋強くしなさいっ!!」

 

を目にしない(耳にしない?)レッスンはないほど。

 

このギャップはどこから生まれるのだろう?と頭を掻いていたら

問題は何層かに分かれていることに気がつきました。

 

  1. 机上の解剖学になってしまっている
  2. 深みのない、ロボット的な注意になってしまっている
  3. 踊りにおけるプライオリティ(優先順位)

 

 

 

 

 

机上の解剖学

 

本で勉強したから。

コースを受講したから。

このようにトレーナーから習ったから。

知識だけで解剖学が止まってしまっているケース

 

腹筋の名前や場所、役割を勉強したところで終わっている。

 

ポッドキャストで骨盤のプレースメントを取り上げた月間を作ったし、

ブログでも様々なエクササイズをご紹介してきましたが、

骨盤のプレースメントを正しくキープして動こうとすると、

腹筋を使わなければいけない!って分かりますし、

感じます。

 

ただ、椅子に座っているだけで腹筋のことを知らなくても

かなりの腹筋運動になるんです。

 

それが、知識から体へ入っていない。

または、繋がっていないと理解できません。

 

 

 

 

深みのない、ロボット的な注意

 

自分が言われてきたから

お偉い先生がおっしゃっていたから

バレエ雑誌に書いてあったからという習慣

 

デベロッペデヴァンで脚がキープできない子

=腹筋が弱い

 

ピルエットで軸がずれてしまう子

=腹筋が弱い

 

センターでバランスが取れない子

=腹筋が弱い

 

という考えが定着しすぎてしまっている。

よって同じ注意を繰り返すロボット。

 

だけど結果は出ないっ!

生徒達は怠けているのね。

一日腹筋50回やりなさい!

腹筋が弱かったらダンサーになれないわよ!!

 

頑張る生徒達。

3ヵ月後。

レッスンでの成果が見えず。。。

受験期が来てタイムオーバー。

これから週に1回のレッスンにしますって言われてがっくり。

 

結果が見えないんだもの、踊っていても楽しくないよね

あなたの脚が上がらない理由?という記事で書いたけれど、

脚が上がらない。

バランスが取れない。

軸がしっかりしない。

という原因は1つではないんですよね。

 

 

この原因を探り、様々な言葉や方向からバレエの動きを見るために

解剖学を勉強するのですよ。

(ただ格好をつけるために、または生徒を呼び込むために勉強するんではありませんからねっ!)

 

折角忙しい生活の合間を縫ってレッスンに来ているのだから

早く効果が見たいじゃないですか!!

 

 

 

踊りにおけるプライオリティ

 

レッスンでの優先順位が問題で変化が見られないケース。

私がバレエ学校で目にする一番の原因。

 

腹筋について知っている。

腹筋だけにフォーカスすれば簡単なアンシェヌマンを美しく踊りこなせる。

 

だけど、

踊りのプライオリティが

脚をとっても高く上げることだったり、

何がなんでも回ることだったり、

実力と比べて難易度の高すぎるステップを無我夢中でこなそうとしていたり。

 

そんなところで

「正しいテクニック」

の優先順位が落ちてしまうケース

 

つまり、知っていることが頭に入っていても、

身に染み付いていないってことね。

身についていたら自然に出来るはずだから。

 

 

 

 

この3つのポイントって繋がっているんですよ。

だから最初に問題は「何層かに」分かれている、って書き方をしました。

 

最初。

バレエを始めたばかり!

何がなんだか分からないけれど踊るのたのしー!

から始まって、

 

 

長年のレッスンで

自分の言われてきた注意を口にするようになる。

言われてきた注意を当たり前だと思う

(例 お腹を使って踊らないと脚だけ太くなりますよ!)

 

 

体について興味が出てきて勉強した出したときにぶつかる壁が

机上の解剖学。

(例 腹筋を使うと体幹が安定するので踊りやすくなる「予定」)

 

 

んでもって、その壁を越すと待っているのが

なかなか身につかない現実。

(例 腹筋エクササイズだけ、タンジュだけだとしっかり踊れるのに、センターになったらぐにゃぐにゃ)

 

っていう層。

 

言いたいこと通じています?

 

なのでこれから何回かに分けて腹筋を見ていきますが、

 

シンプルな解剖学を勉強

いつも言われている注意を分析

身にしみこませるための自主練プラン

 

って感じてお話していこうと思っています。

 

 

ということで、今のうちによく言われる腹筋に関する質問、

毎日言われているけれどイマイチわかんない注意などがあったら教えてくださいね。

 

 

 

 

ちなみに。

このトピックは「教師の為のバレエ解剖学講座 モジュール1」にてお話しています。

また、フロアエクササイズforダンサーズシリーズでも行っています。

 

 

やっぱりバレエは動きだから。

文章で説明できることにリミットがあるのですよ。

DLSの記事をよんでこういうことに興味があったらセミナーたちにも遊びに来てください。

(2015年最後の来日空席情報はこちら

 

次回は腹筋を解剖学的に見ていきましょう!

頭で考えていたことと、実際の腹筋にギャップがあるかもよ?

 

Happy Dancing!

ai

 


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  • 腹筋。腹筋。腹筋。ダンサーの腹筋事情”へのコメント

    • March 16, 2015 at 10:27 pm

      今日の記事の、愛先生言いたいこと分かりました!
      ここ一週間くらい、私はそのことでとてももどかしい気持ちで一杯でした。アンデオールをもっと意識して、優先してやりたくても足の高さや脚の開きの角度を指摘されることなどです。勿論、高さも大切なのは分かります。でもそれを優先していると膝や足首に、捻りからくる痛みが出てしまいます。
      机上の解剖学に終わらせないように、これからの記事を参考にします!

      Reply
      • March 17, 2015 at 10:39 am

        れいなちゃん、
        そうですね。プライオリティーは大切。最近のダンサーに求められるものは多いので、このクラスは基本を考え、このクラスでは足を高く上げよう!
        だとか、自主練でもっと体にしみこませていこう、とか目標が作れると思います。頑張ってください!

        Reply

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