怪我の痛み?それとも恐怖の痛み?


 

昨日の記事で紹介した生徒は、

「怪我の経験全くなし、なので怪我について知らなすぎ」

でした。

比較的若い生徒、もしくは体の恵まれているダンサーによくあるケースです。

 

(音声で聞きたい人は一番下へ。ポッドキャスト・Youtubeで再生できます。)

 

今日のケーススタディはその反対。

大きな怪我をした経験から、全ての痛みに敏感になりすぎる。

なまじ怪我について知っているから、最悪のケースを考えてパニックっちゃう!

という人の話をしようと思います。

 

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世の中の全てのもののように、プラスがあったらマイナスがある。

怪我を知ることもマイナスになるときがあるよ、と言うことで。

 

 

キャサリンは去年、足の親指の大きな怪我をしました。

大怪我、というよりも大きな怪我、つまり良くならず、踊れない時期が長く・・・

残念ながらその怪我の原因は「きつすぎるトウシューズ」でした。

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そう、シューズのサイズのせいで6ヶ月以上に続く怪我につながったのです。

悲しいね。

セミナーでいつも言っていること。

65%以上のダンサーの怪我は防げます。

 

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さてと。

当時は昨日の男の子と同じように「怪我についての知識なし」でしたので、

「シューズがきついよ」

といっても聞いてくれませんでした。

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そりゃそうでしょう。

ずーっと痛かった足の痛みがトウシューズから来ていたなんて、悲しすぎますものね。

 

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山有り谷有りで、彼女の足の怪我は良くなりました。

そしてその過程で彼女は自分の体についてたくさん勉強することが出来ました

 

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転んでもただでは起きない。

これ、ダンサーです。

 

 

舞台で転んでも見せ場にしてしまえっっ!!

という芸人根性。

 

ちょっと違うか。

どうせだから、マイナスな経験からプラスを生み出そう!ってことね。

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そんなキャサリンが脚のすねの痛みを感じたとき。

もちろん今までの勉強からRICEDをしっかりしました。

・・・

 

 

 

しっかりした「つもり」でした。

 

彼女の場合、Dの診断で自己診断をしすぎてしまいました。

 

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インターネットでのチェックだったり、友達ダンサーとの話しだったり。

骨が折れてるんじゃないかっっ!!

とパニック。

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私がいくら、「体の使い方だから休まずに直さなきゃ」といっても聞いてくれませんでした。

痛い=休まなきゃ!じゃないケース、と言うのも昔ここでお話しましたね。

 

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休んで弱くなっちゃうと逆効果なのに・・・

 

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結局、彼女はレントゲンをとって何もないことを確認。

その1週間後には何事もなかったかのように普通に踊れるようになりました。

 

 

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彼女の痛みは「恐怖」のせいでひどくなったのではないか?

と思っています。

何事もない、とわかった瞬間痛みが和らぎましたから。

 

 

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怪我を知ってしまうとケガをしたくない恐怖で体が動かなくなることもあります。

これは私の経験からもよーく知っています。

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下手な真似をする前にしっかりと休んでおこう。

その気持ちも良くわかります。

だけどね、残念ながら体っていつも同じ結論に行き着くとは限らないのです。

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だから「体を聞く」と言うのはダンサーの技術のひとつだと思っています。

信用できる治療師を知っていることも大切。

そしてパニックの声に負けないように、冷静に目の前にある問題を見つめられるようにならなければ。

 

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心と体。

両方コンディショニングしていかないといけない理由はここにもあります。

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今回の文章を音声で聞きたい人はこちらから


Youtubeにもありますよ!

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Happy dancing!

 ai

 

 

 

 

 


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