Self Pityという甘い壺

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Self-Pity(セルフピティ)って言葉聞いたことあります?

これね、日本語に訳すると自己憐憫(じこれんびん)って言うらしいです。

でもさ、漢字の方が難しいよねー

 

Self Pityというのを辞書で引いてみると、「自分のくるしみ(わがままな場合が多い)に対して悲しむこと」と出てきます。

自己憐憫の方を辞書で引いてみると、「自分で自分を可哀想だと思うこと」だと出てきます。

 

そういう感情です。

つまりね、いい感情か、悪い感情か、と言われたら悪い方。

しかも自分がベースなので、自分で変えられる=自分しか変えることができない 感情です。

 

怒られたとき、上手く行かなかった時、ケガしている時などによく顔を出します。

 

私、こんなに頑張っているのに誰も認めてくれないのねっっ!

失敗したのは私のせいじゃないのに、怒られちゃって可哀想な私っっ!

ケガして踊れないなんて、人生最低だわーーーーーー!!

 

こういうのをSelf Pittyというって事です。

私が殴りたくなる人種の事を指します。

 

被害者だと思いこむこと

確かに!確かにさー、世の中理不尽なことはたくさんありますよ。

それは大人になれば(=この世の中で生きている時間が長くなれば)なるほど、感じます。

  • 1か月以上前に言っておいた「この日、働けません」というので逆切れされるとか
  • ボスの間違いなのに自分の責任みたいに言われたとか。
  • 生徒のことを思って言っているのに、その親から怒鳴られるとか笑→笑えないね

 

そういう事はよくある事です。

ただし!

それが起きたとしても、それに対して「被害者」になって何かメリットがあるのでしょうか?

ないです。

(自分の中でロミジュリごっこができるくらいですが、それはそれでつまらないですよ、最後みんな死んじゃうもん)

 

ドラマの真ん中にいる事にハマる

これね、被害者妄想だけだったら「イタイ奴だな」って思われて終わるンですけど、そうじゃない場合も多いです。

ダンサーはここに陥ることがよくあるみたい。

「被害者な自分が好き」って奴。

 

ケガして踊れない(事実)

私って可哀想、泣けてきちゃう!!

友達が慰めてくれる

 

これが嬉しいんですよ。

人からアテンション、つまり構ってもらえるから。

普通に努力していたら、他の子達よりもできちゃったら、妬まれる対象になります。

だけどね、ケガして踊れない子は自分の配役に影響しないわけですよ。

だからみんな普通よりも優しくしてくれます。(もちろん、そんな捻くり反っている子だけがダンサーではありませんが)

 

痛みを抱えている時に、人は優しくしてくれますよ。

私以外は。私は「自分のせいでしょ」って言っちゃいますが。(もしくは「バカじゃない」とかね)

 

ケガして心細い時や、疲れている時にほかの人に優しくしてもらって嬉しくない人はいないじゃないですか!!

私だってそうですよ、もーやだ!って思っている時に優しくしてくれたら嬉しい(ので犬が2匹うちにはいます。ぎゅーってする用)

だからね、このSelf Pityにハマっていくのです。

 

バレエで生まれたSelf Pityはバレエを知らない人からは気づかれづらい!

バレエで生まれたSelf Pity、例えば

  • 太ってるから、と言われたとか
  • テクニックができていない、とか
  • 成長が遅いとか。

そういうものってバレエをやっていない人からすれば

「まーーー!ひどい!頑張っている子に対してそんな事を言うなんて!!」ってなるわけですよ。

そうして親や学校の友達は優しくしてくれます。

居心地いいです。

 

愛ちゃんは十分細いよー

愛ちゃん毎日頑張ってるじゃん!

というのはバレエカンパニーのディレクターの言葉ではありません。

まだ将来なんて考えていない、大学で何を専攻するのか、高校の部活さえ決まっていない子達の言葉です。

自分の娘が成長していくのがちょっと悲しいお母さんや、娘サイドの話しか聞いていないお父さんの話です。

(残念ながら、私のパパママはそういう人達ではなかったので「当たり前だろ」と言われて終わりましたが・・・そして今の鬼の愛に至る。)

 

私も頑張っているつもりちゃんでした、という記事でそのことは書いてありますが、自分で頑張っている、努力していると思っているレベルと世界に羽ばたく人達の努力の差は大きいです。

でもそのような事実を見なくて済むのがSelf Pityの世界なんですよね。

 

Self Pityは絶対にいい事に繋がらない!

逆境から這い上がってきました!

辛い思いがあったから今があります!!

この悔しい思いをバネにしてっ!!!

このように、マイナスな気持ちの中にはパワーに変えられるものがたくさんあります。

 

結局さ、人間痛い目を見ないと学びませんから。

ほら、本でも教訓というのがあったり、ドキュメンタリーを見ていても失敗から這い上がってくる姿に感動する。

そういうもんなんですよ。

だからマイナスなことがあったり、気持ちがあることが悪いことでは全くないと私は思う。

 

ただしね、Self Pityはあまーい壺なんです。

被害者!って決めれば自分で責任を取らなくて済みます。

私、可哀想!って思えば悲劇のヒロインになれます。(バレエダンサーこういうの好きよ)

そして周りの子達はいい意味でも、悪い意味でも理解してくれません。

だから好き放題、自分バージョンの話ができるわけです。

 

悪いのは先生、タイミング、ケガ!

先生の言うことを聞いていないのは自分だとか、

いきなり!を身につける準備ができていなかったのは自分だとか、

セルフケアをせずケガをしたのは自分だとか、

そういうのはそっと心の中に閉まっておけば、誰にも気づかれないですむ。

 

しかも大変なのは、このような考え方が癖になっている人達。

どんな癖でもそうですが、思考の癖も離れるのが大変なんですよ。

踊りの癖について→癖を取る、癖を作る

思考の癖について→習慣を変えて上手になろう!

 

だけど、自分でしかできません。

しっかりと前を見据えて、しっかりと自分で責任をとって、そしてしっかりと自分で自分の人生を切り開いていかなければいけません。

なぜか?

それはあなたの人生だからです。

その物語を生きなきゃいけないのはあなただからです。

だったらいい物語を書きなさいよ、って話なのです。

 

Happy Dancing!

 

 

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  • Self Pityという甘い壺”へのコメント

    • November 15, 2017 at 1:30 pm

      愛さん
      こんにちは。私はいくつかのジャンルのダンスを4年ほど続けてならっているものです。
      今回の記事、今の自分にどんぴしゃ当てはまって怖いくらい。あるあるのことなんですね。ここ半年、自分にダンスを続けるにあたっての障害がつぎつぎに起こりました。家族の病気に始まりつい最近は発表会直前の親戚の不幸、自身の蕁麻疹、若くもなく家族もいるのにこうしてレッスンを受けていていいんだろうかと考えた時期もありました。なんで私ばかりなんて思っていたところにこの記事、私かわいそうに陥ってました。
      愛さん喝をいれてくれてありがとう。

      Reply
      • November 16, 2017 at 8:35 am

        どういたしまして!!
        私も留学中ケガ、摂食障害、配役からおとされるなどでがっつりはまっていた時期がありました。
        戻って自分に喝をいれることができないので、代わりに皆さんにいれてます笑

        Reply
    • November 16, 2017 at 2:38 am

      self pity、親である私の方が陥りやすく、情けない親です…。ぶつぶつ言う私に、娘からいつもバシッと叱られてます…先日も、コンクールでコンテの部門で娘の音楽がmessed upになってしまい、いつまでもそのことを愚痴る私に、”ママ、もうやめて。もう過ぎちゃったことなんだから。明日はクラッシックだから、こっちに集中したいの。今日まで頑張ってきたことを明日、全部出し切りたいの。そのために頑張ってきたから、お願いだから、もうネガティブな感情はどこかに置いてきて”
      …すみません、本当…情けない親です。最近よく思うんですが、愛さんの鬼の愛が必要なのは、親の私だなと。

      Reply
      • November 16, 2017 at 8:34 am

        あーかわいい!笑
        娘さん、であった時よりもどんどん成長していますね。バレエももちろんだけど、踊りを通じて人間の中身が成長するのをみるのは、生徒でも、セミナーで会う人達でもすごくワクワクします!

        Reply

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