DLSポッドキャスト epi397 生徒になる体験

壁にぶつかり悩み、学び、成長する。

このような物語の展開はドラマのエキストラでは存在しません。

 

自分の人生の主役で居続けるためにも、

年齢やバレエ歴に関係なく、成長のためには学ぶ(=生徒になる)って大切ですよね、という話を

私の高校生だったときのレッスンの受け方から生徒になるというのはどういうことか?を考えてみたポッドキャストです。

 

 

聞きたい人はこちらから

 

スクリプト

みなさんこんにちは、DLSポッドキャストへようこそ、佐藤愛です。お元気ですか?

 

DLSポッドキャストはプロの現場から健康なダンス生活を応援する情報サイト、ダンサーズライフサポートドットコムのブログ音声バージョンプラス

ポッドキャストだけの裏話などを毎週金曜日にお送りしています。

 

変化のシーズンである3月は、ブログのピックアップではなく私の経験を混ぜ合わせて卒業、方向転換と今まで見てきました。

今日は生徒になる体験についてお話したいと思います。

 

がその前に、2022年4月後半からゴールデンウィークにかけて行われる

DLSオンラインセミナーのスケジュールは既にチェックしてもらえましたか?

 

DLSでは現在1年に2回のセミナーシーズンを開催しています。

1月と5月、という事は春セミナーが今年の最後のセミナーシーズンとなります。

 

このクラスいいなぁと思うものがあったら、今年中に勉強したいなと思っていたら

今回を逃さないでくださいね。

 

先週のポッドキャストでお話していたダンサーの足セミナーのように、

次に開催されるのは1年以上先、2年以上空いてしまう事もあるのでお気をつけて。

 

さて、今日のトピックである生徒になる体験についてダイブインしてみましょうか。

 

生徒になる体験という言葉通り、いつもは生徒ではない人、

特に先生たちに向けての内容かな、と思われるでしょうけど、

現在、一応生徒の顔をしているであろう、学生ダンサーや大人バレエトレーニーだって当てはまります。

 

私がバレエ学校に留学する前の話。

やっぱりプロを目指すなら毎日踊りたいですよね。

だけど私の通っていたスタジオには毎日中高生用クラスがあるわけではありませんでした。

 

なので月、水、金は中高生用クラス、火曜は大人バレエ、

土曜は片道2時間かけて1クラス5人から8人しかいない特別レッスンを受けて、

東京にいる祖母の家に泊まり、

日曜日の朝に行われていたオープンクラスを東京で受けて、

千葉の実家に帰ってくるという生活をしていました。

 

おーすごい、と思った方、凄くないですよ。

このスケジュールはプロダンサーを目指す子達が良くやるパターンですが、

非常に大きな偏りがあります。

それは、全てクラシックバレエレッスンだという事。

 

でも今日のトピックは留学前にどんな練習が必要か?ではないのでそこは飛ばしていきましょう。

 

こういった話が聞きたいというリクエストはhello@dancerslifesupport.comにポッドキャストリクエスト、と書いて送ってくださいね。

3月の、私のおしゃべりポッドキャストの感想も教えてくれると嬉しいです。

今後のポッドキャストの方向性を決める材料にさせていただきます。

 

なんで高校生の時の私のバレエスケジュールが、「生徒になる体験」に当てはまるのか?

それは火曜日の大人バレエクラスとつながりがあります。

 

バレエダンサーのケガ予防と効率よく上達し、

オーディションに備えるというスケジュールやエクササイズプランを立てる事を職業にしてきた現在の私から見て、

火曜日のクラスは本当に無駄でした。

 

内容が、ではありません。

先生はとてもいい人だったし、

大人バレエクラスだからといってクラシックバレエの内容が大きく変わるわけでもありません。

 

基礎ほど大切だというのは、どんなレベルで踊っていても分かることだと思うのだけど、

小学生に交じってレッスンを受ける事は学校の時間や、

子供たちの集中力を考えても出来ないことを考えると、

基礎を見直す時間として、大人バレエクラスを受けるのは非常にいい練習方法ではあると思います。

 

じゃ、何が問題だったのか。

それは、私が「生徒になる」という心構えが出来ていなかったという事です。

 

生徒、ではありましたよ。

お金払って受けていましたし、先生の出したアンシェヌマンをフォローします。

 

でも「生徒になる」心構えというのは、

この人から学ぶという気持ちともいえると思います。

 

  • これは出来てるから。
  • これは私には必要ないから。

と自分で取捨選択をするのは、生徒になる心構えではありません。

 

知識を取り入れるようなセミナーだったら、この勉強方法でもいいかもしれませんけどね。

例えば、この春もやってくる教師のためのバレエ解剖学講座であれば、

中で話している内容と、自分の受け持っている生徒のレベルや年齢、

そしてスタジオ方針によってお話した全てではなく、セミナーの中で必要なものを持って帰ってもらう、という形にはなるでしょう。

 

だから、モジュールだけではないですがDLSのセミナーにはリピーターが多くて、

  • 今回「は」これを学ぶ。
  • そして次回「は」こっちを学ぶ

というように今の自分に必要なものを持って帰ってもらっています。

 

でも、バレエレッスンでは

私に必要なのはアレグロだから、バーレッスンやらない!とならないでしょう?

つま先は伸ばせるから、今は練習しない、ってしないでしょう?

 

自分で出来ていると思っていても、まだ磨けることがある。

これがアートの世界ですよね。

正解がなく、終わりがない。

だからこそアーティストの求める方向に追及できる。

 

大人バレエクラスを受けていた私には、その概念がありませんでした。

動きはやるし、注意されたことはやっていたけれど、

生徒として、

  • ここに出されたすべてを
  • ここにある環境全てを使って

練習するというハングリー精神というのかな?

自分から積極的に上達するという心構えが出来ていませんでした。

 

与えられたものをこなす。

これは上達ではありません。

 

与えられたものをこなすのは、必要最低限です。

その先を目指さないと上達は出来ません。

 

だけど、当時の私のように多くの生徒が、動きをこなすことがレッスンだと勘違いしています。

よって、この先生から学べるものがないと卒業していくんですね。

学んでいないのは、自分なのに。

 

ただ、与えられたものをこなす。

アンシェヌマンを右1回左1回こなすだけで

上達すると勘違いしているダンサー達は生徒としての心構えが出来ていませんが、

実はその逆もあります。

 

  • 失敗するのが嫌だから、チャレンジしない人達。
  • 多くの人たちの前で恥をかきたくない人達。

それだけでなく、

  • 出来ない自分と向き合うのが嫌だから、敢えて勉強しない人達。

 

ポッドキャストエピソード380の、「レッスンで他人の視線が気になる時…」でもお話しましたが、

レッスンは出来ないことがあって当たり前という気持ちで、だからこそ出来るように努力する場所と考えていない人は、

周りの目が気になって、勉強やレッスンに集中出来ません。

 

ほかの先生方になんて思われるか分からないから。

 

間違っています、と言われるのが嫌だから質問をしないか、

元々分かっている質問しかしないとか。

 

これは教師のためのセミナーをやっているとよく見えてきます。

顔を合わせなければいけない現地セミナーだからかな?と思っていたこともありましたが、

オンラインセミナーになっても同じことが起こるので、

先生としてのプライドというのがあるのでしょう。

 

他の人からどう見られているのか心配とか、怖い、というのもあるかもしれませんよね。

 

生徒になる体験、というのは生徒でなくても、先生でも出来る事です。

 

  • 自分の出来ない事、知らない事、努力が必要な事を怖がらない。
  • 勇気を出して未知の世界に飛び込む。
  • その場で、学べることをすべて学ぶ。

それが学ぶ姿勢と言えるのではないでしょうか?

 

私がやっていたように、難しいクラスでは真剣にレッスンを受けて、

そうではないクラスではただ形をこなすだけ、というのは生徒と言えません。

これは、ただ、その場に存在する人です。

 

エキストラってやつですね。

自分の人生なのに、ほとんどの時間をエキストラで過ごしている人達は勿体ないと思います。

 

同業者の前で恥ずかしい思いをしても、

現在行われいるDLSインストラクターコースの小鬼たちのように、自分がこんなに出来ないなんて…

と凹みながら前進するのも、

ドラマの世界だったら主人公しか体験しません。

 

エキストラには、こういったストーリーの起承転結が存在しないんです。

人生が終るのが結びの部分であるとしたら、

このポッドキャストを聞いてくださっているという事は起承転のどこかにいるはずですよね。

 

そしたらね、アベンジャーズが力を合わせて戦う事を学ぶように、

ルークスカイウォーカーがヨーダについて修行するように、

常にどこかで壁にぶつかり、学んでいかなければいけないのではないかな?と感じます。

 

主役でいたいのであれば。

 

ということで、来週から新学期、新しいシーズンが始まりますね。

是非、自分の人生の主役になってくださいませ。

 

そしてそのためには、ヒーローになることが大切なのではなく、

生徒になる体験が必要だという事を覚えておいてくださいませ。

 

くれぐれも、留学前のとても大事な時期、

そして両親が金銭的にも精神的にもサポートしてくれていた失敗してもリスクが少ない時期に、

私のように流れに身を任せて、努力しているつもりにならないでくださいね。

 

鬼の愛と共にこの春一緒にバレエ解剖学を勉強し、

出来ない自分と向き合い、

そして体だけでなく、頭もフル回転させてレッスンに参加出来るようになりたい人は

この春のセミナースケジュールをチェックするのをお忘れなく。

 

申込は2022年4月2日日本時間午前6時からDLSストアにてスタートします。

ではまた来週のポッドキャストでお話しましょう。

 

Happy Dancing!

 

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