DLSポッドキャスト epi355 愛ママの話

いつものポッドキャストとは少し雰囲気を変えて、今回は私の母の話をしてみようと思います。

娘がバレエを本気でやっている場合、親ができる事ってあまりないですよね。

お金は出すけど口は出さない、というサポートはとっても難しいんだろうなと、

今大人になって、バレエ学校でたくさんのダンサーと親ペアを見てきて感じます。

 

 

聞きたい人はこちらから

 

スクリプト

みなさんこんにちは、DLSポッドキャストへようこそ、佐藤愛です。お元気ですか?

DLSポッドキャストはプロの現場から健康なダンス生活を応援する情報サイト、ダンサーズライフサポートドットコムのブログ音声バージョンプラス

ポッドキャストだけの裏話などを毎週金曜日にお送りしています。

 

 

このポッドキャストをリアルタイムで聞いてくださっている人たちはご存じのように今日は6月4日、実は私の誕生日です。

30になるのは楽しみだったのだけど、40になるのは怖いです。

年齢を重ねる事が怖いのではなくて、それは人間というか、この地球に住んでいる限り

みんな同じ時間が流れていくので問題はないというか、逆らう必要はないだろうと思っているのだけど、

40になるのが怖い理由は、ちゃんと大人になった年齢で、私の業績っていうの?

今までやってきた事が形になっているか、社会の役に立っているか、

次世代の子たちにとってこういう大人になりたいよね、という背中を見せられているか?

というところに自信がないからです。

 

結果だけを見ていても意味はないので、やることにフォーカスして一歩ずつ正しい方向に歩いていけば結果が隣をついて来てくれるとは思うんですが、

間違った方向に歩いているのかもしれない、と思うとね。

特に、会社に勤めているわけではない私にとって、DLSのCEOとして誰かの道しるべ通りに進んでいくことができない。

というか誰かが先に歩いてくれた道があるわけではないので、より一層不安にはなります。

 

そうそう、私は極度の方向音痴でもあります。

お店から出ると、どっちから歩いてきたのか分からなくなります。

何度も通っているショッピングセンターだとしても…

 

方向音痴の話をするのが今日のポッドキャストではなく、大人ってすごいよねという話をしようと思っています。

題名通り、愛ママ、つまり言葉通り佐藤愛の生みの親である、みやこさんの話をしてみましょう。

私の人前で話すことがストレスではない性格や、本心がどう思っているかは別として、全ての行動にて妙に自信があるようにふるまうところは父から、

細かい作業が実は好きなところと、フェミニストなところは母からもらったと思っています。

 

父の超!がつくほど練習熱心な部分と、

母の恐ろしいほど本を読むところは残念ながら届かなかったようです。

 

ちなみに学年で2年離れた妹がいますが、彼女は宇宙人です

いい意味で、よ?だけど宇宙人だと私は常に思っています。

 

あいちゃんをお隣に引っ越してきた同い年のお友達と一緒にバレエを習わせたと思ったら、

ほぼ毎日踊ってるし、学校のホリディは講習会に毎日通ってるし、

土日は東京に住んでいる祖母の家に泊まりながら、地元の先生以外の人から習ったりと、

本当にお金のかかる娘だったことでしょう!

そうと思ったら、バレエ留学したっきり帰ってこないしさ。

気が付いたら顔出し、本名だし100%でオンラインで仕事してるし

実家に定期購読もとっくに辞めたはずのバレエ雑誌クララが毎月届くようになって、

「あーそれ、今度帰る時もらうから放っておいて」なんて事後報告をされるというね。

 

いつかみやこさんを愛さんとティータイムのゲストによんで、こんな娘が育っていったのを見てどう思っているのか?と聞いてみましょうね。

聞きたい人はhello@dancerslifesupport.comにポッドキャストリスナーというメールを送ってください。

数が集まったらみやこさんに直接交渉してみます。

 

 

私がバレエ歴をお話するとき、自分のケガの話やボディイメージ、つらかったことや間違っている事をお話するときは、もちろん私目線です。

でも、その裏には常に私の両親がいます

 

結局娘がバレエを習うということは、親が許してくれて初めて成り立つものだし、

レッスンの月謝や送り迎えはもちろん、講習会の申し込みや、留学の書類サインなども未成年が出来るわけはありません。

 

娘がケガで辛い思いをしていたら、もっとつらいのは親の方なのかもしれません

だって何も出来ないことを知っているから。

バレエの先生、バレエ界全体の理不尽さに気づくこともあるかもしれないけれど、見ないふりをしているのかもしれないし

治療家が役に立たない、もしくは必要な情報を全部くれない事に憤りを感じる事もあるかもしれません。

 

ま、うちの親はそんなことを全く言っていませんでしたから、ただ自分たちは何も知らないからプロに丸投げ!だっただけかもしれませんね。

 

ただ、昔、みやこさんとの会話で、

「もっと早くから留学させてあげた方が良かったのかと思うこともある」

と聞きました。

 

私は昔からバレエ留学がしたかったけど、家庭の方針は高校までは終わらせる、だったからです。

ちなみに、小学校までの私は俗にいうワガノワ体型だったので、その時に留学していたら良かったのかも、ということね。

 

今の私なら、いやいや、何も準備をせず留学したいと口先だけで夢を語っている子供を、

気が強くて文句ばっかり言っていたアイツをちゃんと勉強する環境に置いてくれてありがとう!と思うんですが、

親は毎回子供のために何かを決断すると、YESだろうがNOだろうが、アンサーをするときには

  • 果たしてそれが正しかったのか?
  • 娘のためになっているのだろうか?

と常に考える生き物なのかもしれません。

 

みやこさんだけでなく、私の父もやりたいことはやらせてくれるけど、下手に口は出さない、という素晴らしい人たちでした。

自分が子供の時は、親って1セットしかいないじゃない?

って、今もそうか。

 

でもバレエ学校で10年以上働いてきた中で、何百という生徒と同じ数の親を見てきたので、

お金は出すし、サポートするが、厳しいところはあり、自分が知らないことは口を出さない、ということが出来る保護者は実は結構少ないんだな、ということに気づきました。

 

二人とも、バーが低いというか結構簡単にほめてくれる人達でもあります。

なので私は長いこと本気で自分がとっても可愛くて、頭が良く、なんでもできる子だと思っていました。

社会の荒波に出てみるとそうではないことに気づくのですが、

摂食障害やケガから鬱になっても自己肯定感が比較的高いところはたぶん、家族をほめるのが結構普通に行われている家庭にいたからだと思います。

これも普通だと思っていたのだけど、多くの家庭がそうではないという事に大人になってから気づきました。

 

先日家族のライングループに、書いた絵を自慢げに持っている父の写真が送られてきたんだけど、

そこについていたみやこさんの一言

「自分で本やらYoutubeやら見たりして描いてた。見ていて偉いなぁと思うほど熱心な方です」。

ね、可愛い人たちでしょう?結構な年なんだけどね。

 

なんて親自慢をしているとへんなポッドキャストになってしまいますので話をビジネスに戻しましょう。

昔行っていたバレリーナの卵サポートセッション、という名前のセミナー、

通称卵の日、というバレエを習っている子供たちを持つ保護者向けの情報セミナーをやっていた時に、

「コーディネーターではなく、チアリーダーになってあげてください」

とお話するスライドがあります。

 

親がなんでもやってあげるのではなく、ただ放棄するのでもなく。

バレエの世界は精神的にも早くから大人にならなければいけない世界なので、

周りのお友達よりも早くから自立させる練習が必要だと思います。

バレエ留学するとしたら、成人が18歳の国に行くことになるわけですが、日本では18歳はまだ学生です。

社会的に求められる自立や責任のレベルが全く違います

 

 

たくさん否定も、リジェクションもある世界なので、

親が第二のバレエの先生になる必要も、ダメだしする必要もないと思います。

私たちダンサーは、自分の出来ないところをしっかりと知っていますのでご心配なく。

 

だけどチアリーダーがいると、いないでは、気持ちが全然違います。

ほら、スポーツでもホームでの試合とアウェイでの試合では違うように、

自分の後ろに、たとえコートに出て一緒に戦わなくても、応援してくれる人がいるっていうのは心強いものなんですよね。

 

もちろん、子供が未成年であるという事は正しい方向にちょいちょいつついてあげなければいけないこともあるかもしれません

私みたいに方向音痴の子だったら特に。

 

ただ、今まで親が良かれと思ってやってきたことが結果として子供のためにならないケースもたくさん見てきました。

例えば私が中学生の時にローファーの中に入れていた中敷きは市販されているO脚改善のものだったのですが、

殆どのO脚改善アイテムが医療機器でない事からも分かるように、しっかりと解剖学を理解した人が作っているわけではありませんよね。

そのため、私の中敷きはO脚改善ではなく、足首のロールインをするように練習させてくれていました。

成長期の体に。

 

これが分かったのは、DLSをはじめてからです。

知識があれば簡単に防げたことですが、バレエの先生でもなく、医療関係者でもない親にそんなチョイスは出来ないですよね。

特に私が子供だったときは、ネットで情報収集、なんて時代ではなかったので。

 

でも、今はネットで情報収集はもちろん、DLSがやっているようにオンラインでお家にいながら海外のセミナーを受講することも、

海外バレエ学校やカンパニーのオーディション用にビデオをネットにアップロードすることも出来ます。

ただ、そうなるとどの情報が正しくて、どれが正しくないのか?を判断する事が出来る力がより大切になってしまいますよね。

 

結局O脚改善アイテムはネットを使っていなくても、近所のマツキヨにあるんですから。

そして、みやこさんの考えでは、

  • 父はO脚である
  • 娘もO脚になってきた
  • 早くから改善出来た方がバレエで求められるラインに近い

よって購入に至ったのでしょう。

 

愛情から来る、そしてDLS的にみるとアライメントを日常生活で改善しようとするいい面でもあるんですが、

ちょっとツメの甘いリサーチでした。

 

 

6月より、というか5月末よりといった方が正しいのですが、DLSではバレエ教師のための月一勉強会というものを開催しています。

これはモジュール1&2を受講してくれた、つまり解剖学の基礎がちょっとはあるバレエの先生方が自分の生徒さんやスタジオ内の悩みに合わせて、

必要なトピックが学べるようになっているシステムです。

 

でも、それをインスタにアップしたら、多くの保護者の方から保護者向けのもやってほしいと声を頂きました。

そりゃそうだよね、トピックが成長痛、側弯症とかダンサーによくあるケガなんだもの。

通っている先生が勉強してくれないんだったら、家庭でできる事を本人そして保護者が勉強しないといけないですよね。

 

ということで、試験的にではありますが、家族で学ぶダンサーのケガシリーズを3回のみ行ってみる事にしました。

6月9日は成長痛について、成長している体はどうなっているのか?という話とスタジオの外でできる事、気をつける事を学びます。

6月16日は側弯症、予防から改善、そして側弯と共に踊っていくために知りたいことを学びます。

6月23日は疲労骨折、ダンサーのケガナンバー1と言ってもいいんじゃないか?と思われるケガのメカニズムをダンサー目線からお話していきます。

 

お金をはらってお医者さんに診てもらっても

  • シップして、痛いときはレッスン休んでね
  • バレエやってるからだよ、辞めたら治るよ

なんて言われて腹が立っているご両親から、

 

どんなケガがダンサーに起こりやすいかを知っておいて、怪我のサインにすぐに気づけるようにしたい人まで

共働きのお家もダンサーには多いので、だってバレエってお金かかるもんね。

ライブで参加出来ない方は、後日録画ビデオの観閲が可能です

申し込みはDLSストアからどうぞ。

 

ということで今日のポッドキャストはここまで。また来週お話しましょう。

 

終わらせる前に。

実はみやこさん、結婚する前の苗字は吉田だったんです。

私がバレエをやってるのはこのためではございませんが、世の中面白い繋がりがあるもんですね。

お父さんの名前は?と思われた方。

ヒントは私の仲良くさせてくださっている仙台にいるバレエの先生と同じですって言ったら分かるかな?

 

ハッピーダンシング、佐藤愛でした。

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