DLSポッドキャスト epi620 バレエ留学前にコンテはやっておくべき?

バレエ留学を目指すなら、コンテンポラリーは習っておいた方がいい?

物理的にレッスンを受けるのが難しい場合にできる対策や

留学に必要な考え方についてもお話ししました。

好きなことを仕事にするために、今できる一歩を一緒に考えてみましょう。

Transcript

オンラインエクササイズ先生からの留守電シリーズ その1

こんにちは、DLSの佐藤愛です。

今月のポッドキャストでは

「オンラインエクササイズ先生たちからの留守電シリーズ」という企画をお送りします。

「なんだそれ?」と思うかもしれませんが、まー留守電ですよ。

留守電ってご存じですか?もしかしたらもう言わない言葉!?

「愛さん、今の時代、こうやって言うんですよ」と教えてくださる方は

hello@dancerslifesupport.comにメールして教えてくださいね。

さて一発目の本日は、どなたから留守電が入っているか、一緒に聞いてみましょう。

本日の留守電

愛さん、ポッドキャストをお聞きの皆さん、こんにちは!

DLSボディコンエクスプレス月曜朝6:30クラスを担当しています、中村良子です。

では早速、愛さんに質問です。

私は、バレエ留学を目指している子たちと対面でエクササイズもしているのですが

生徒たちから時々こんな相談を受けます。

「留学前に、コンテンポラリーダンスを習っておいた方がいいですか?」

私自身はモダン&コンテンポラリー出身なので

経験しておいて損はないよなぁと思うんです。

というのも、最近は留学先でも

コンテンポラリーの授業が普通に入っている学校が増えていますよね。

でも、クラシックだけを学んできた子たちにとっては、技術的なことだけではなく

「どう踊ったらいいんだろう?」

「何が正解なんだろう?」

という部分で戸惑うこともあるのではないかと思うんです。

もちろん、コンテンポラリーのクラスに通える環境があれば良いのですが

住んでいる地域や時間、費用などの理由で難しい子もいます。

そこで愛さんに質問です。

今の時代、バレエ留学を目指す子たちは

コンテンポラリーのレッスンはやっぱり受けておいた方がいいのでしょうか?

バレエ学校の現状をよくご存知の愛さん、ぜひ教えてください。

バレエ留学を考えているなら、コンテはマスト

良子さん、ありがとうございました。

留学前にコンテレッスンを受けておいた方が良いか?

という質問の答えは、とっても短く、YESです。

良子さんの留守電にあったように

バレエ学校にはコンテのクラスが絶対に入ってきますから。

ただ、どんなコンテか?という部分はその学校によって異なります。

コンテの基礎から授業に入っているところもあれば

先生の作品を踊って慣れていく感じのところ

そして、インプロや、創作系も入っているところなど。

確かにクラシックバレエも

シラバスがあったり、メソッドがあったりして、少し異なるのですが

とはいえ、デヴァンが前でないことはないですし

ピルエットの形が大幅に変わってしまうことはありません。

でもコンテの場合、良い意味でも、悪い意味でも枠がない。

そのため、その学校や担当の先生によって

大幅に変わっていくことはあると思うんですよね。

だけどね、留学前にコンテを受けておく理由は

留学したらコンテが”上手に”踊れるためではないと私は思うのです。

さっきお話したように、1人の先生のコンテに慣れていても

留学したら全く異なることが要求されることがあるんですから。

でも

  • クラシック以外の踊りをやっておく
  • 踊れるジャンルの幅を増やす
  • フロアワークやパラレルレッグ、クラシックでは使わない可動域や可動方向を使う

という練習は、留学したら絶対に役に立ちます。

あとね、将来を考えた際にも

クラシックバレエが踊れても、それが使える就職先が限られているんですよね。

確かにクラシックが基礎になる動きというのは多く存在しますが

ミュージカルシアターとか、劇団、テーマパークダンサーなどになった際

ポワントで踊ることや、完璧なターンアウトが必要なところって本当に少ないんですよ。

ポワントが有効活用できるのって、オペラ座の怪人くらいじゃない?

ですが、クラシックに追加してコンテが出来ると、色々な踊りに参加することができます。

例えば、ミュージックビデオのダンサーとか

アートショーとかファッションショーなどで踊ることもあったりしますよね。

ほら、不思議の国のアリスがマウントされた時

マッドハッターに抜擢されたスティーブン・マクレイが

タップダンスが出来たからタップが入ったみたいな感じで

結局踊れるジャンルが増えることは、ダンサーとしての武器が増えると思うのです。

”コンクールコンテ”は役に立たない

これ以上話を進める前に、私がここでお話しているのは

バレエ学校のコンテンポラリーダンスや

カンパニーのレパートリーにはいるようなコンテを指していて

俗にいう日本の”コンクールコンテ”は指していません。

もしかしたら日本だけではないかもしれないけれど

日本のコンクール数は世界トップらしいので

「日本の」と言っても過言ではないと思います。

  • サーカスみたいな動き
  • 新体操みたいな可動域

が必要なコンテンポラリークラスってほとんどないのです。

ほら、さっきお話したように、先生によって大幅に変わるから

「絶対にない」とは言い切れないのだけど

今まで見てきたカンパニーの作品や、コンテンポラリークラス

そして、オーディションなどでは

そういった”コンクールコンテ”が良く思われるところが少ないんですよね。

私自身、数年間模擬バレエ留学という形での

「冬期バレエ講習会」という5日間セミナーを開催していました。

そこでバックグラウンドも、年齢も、活躍場所も異なるコンテの先生たちに

コンテンポラリークラスを担当してもらっていましたが

彼らのクラスにも、なんだかよく分からない、オーバースプリッツだとか

ブリッジなどの過激な可動域を必要とする振付は入っていませんでしたよ?

だからね、最初に「留学前にコンテレッスンを受けておいた方が良いか?

という質問の答えは、とっても短く、YESです。」と答えました。

「コンテンポラリーのコンクールで入賞する必要がある」とか

「コンクールで点数の高いコンテのルーティーンを覚えろ」とは言っていません。

コンテが出来ない場合は?

良子さんの留守電で、とっても良いポイントがあったので、リピートしてみましょう。

「もちろん、コンテンポラリーのクラスに通える環境があれば良いのですが

住んでいる地域や時間、費用などの理由で難しい子もいます。」

コンテンポラリーレッスンを受ける方が良いと知っていても

もしくはこのエピソードを聞いて、そう感じてくれたとしても

物理的に受けられないという人達も多いと思うのです。

その場合、私から2つのおススメがあります。

1つ目、夏休みなど長期休暇を使って受けに行く

地元のコンクールの結果が、バレエ留学に役立つことはほぼありません。

というか、国際的に知られているコンクールであっても

昔のコンクール歴で優先されることはないです。

だけど、さっきお話したように、コンテに慣れておくというのは非常に大事。

と考えたら、限られたお金と時間で

よりバレエ留学、プロダンサーへの道に近づきたいのであれば

しっかりとしたコンテンポラリーの先生の講習会を受けに行った方が有益だと思います。

上京しなきゃいけない地方組は、その準備も自分でしましょう。

だって、求めているのは海外の、言葉が通じない国で

一人でやっていくことでしょう?

母国語で、ある程度システムや習慣、しきたりに慣れている国での

プランニングができなかったらどうするの?

もちろん「未成年にクレジットカード持たせて、一人で旅させろ」

と言っているわけではないですが、保護者が全てやってあげるのではなく

自分で調べさせ、プレゼンさせるくらいは練習してください。

バレエ学校に14,15歳で入ったら、17,18歳の時には

自分たちでプランを立ててオーディションに行かないといけないのですから。

2つ目、エクササイズクラスを受ける

コンテが定期的に受けられないなら、エクササイズクラスを受けることをお勧めします。

理由は簡単。いつものレッスンでは使わない形で、体を使う練習になるから。

初めて行うエクササイズ、バレエの動きとは異なる運動動作を練習すると同時に

四つん這いなどフロアワークに必要な腕力の土台となる形でのエクササイズを行うことは

コンテも出来る体づくりの1つになります。

この目的を考えたら

フロアバーやバーオソル、そして、ジャイロキネシスなどはお勧めしません。

それらのエクササイズがダメとか、貴方に向かないと言っているわけではないですが

カギは「いつもと異なる体の使い方」なので。

もちろん、コンテンポラリークラスの代わりになると言っているわけではないですよ。

だけど、オンラインエクササイズだったら

お家から交通費など他の費用が掛からないところで

スポーツウェアやレッスン着など今ある服装で足りるから

新しいウェアやシューズを買わずに参加することができます。

もう1つ追加するとね、もし長年バレエだけ週に何回も踊ってきたなら

普段のレッスンを1つ減らしてでも、エクササイズクラスを受けておいた方が良いと思う。

エクササイズクラスの効果に関する研究は

来月8月のポッドキャストのテーマで挙げるつもりなんですが

ケガ予防の面でも、苦手克服や、留学準備という面でも

慣れてるレッスンを受けるよりは、慣れていないエクササイズの方が効果があると思います。

だって、バレエ学校の殆どがエクササイズクラスもあるんですから。

まぁね、本気で踊りたいという子達に向かって「レッスン減らしたら?」と言って

「はーい」と聞いてくれることはないとは思うのですが

バレエ留学には膨大なお金がかかります。

経験者の私は、一生親に頭が上がらないくらいの額を

自分の夢の為に払ってもらうことになることを知っています。

だからこそ「不必要な出費は抑えられるか?」って考えてみたらいかがでしょうか?

  • 将来に繋がらないコンクール出場費、衣装や個人レッスン費、先生への謝礼
  • 無駄に履きつぶすポワントシューズ
  • ただ、動きを追うだけで、明確なゴールがないレッスン

これらの代わりに、週に1回、30分だけでもエクササイズを追加出来て

そのおかげで治療費も減るなら万々歳だと思うんですけどね。

ここも、経験者は語ります。海外で怪我したら莫大な治療費がかかります。

本気なら朝活したら?

今日の留守電をくれた中村良子さんのボディコンエクスプレス

月曜朝6時半から30分。

もし、本気で留学を考えている中学生以上のダンサーがいたら

しっかりと日曜日に休んで、月曜早起きしてエクササイズクラスに参加するのも

とても良い練習になると思いますよ。

今、レッスンは元気に参加しているけど

朝はギリギリに起きて、学校でウトウトしている生活をしているとしたら

バレエ学校は昼間に行われるということをお忘れなく。

慣れない早起きを、真冬の外が暗い時に行うほどのチャレンジャーは少ないと思いますが

今の皆さんだったら朝早く起きるのはそんなに辛くないでしょう?

夏休みも来ることだし、目標を決めて、自分の夢に向かって努力してみましょうよ。

好きなことをして食べていけるというのは、とっても幸せなことです。

私はダンサーになれなかったけれど

その後起業して、自分の会社を立てて

このように自分の好きなマニアックなポッドキャストを作っています。

でも、それは努力なしではできないことだし、楽ではない。

だからこそ、夢を追いかけるための行動が、いつもより30分早く起きるくらいなら

やらない方が損な気がするんですよね。

ボディコンエクスプレスの詳細、
お申込みはhttps://www.dancerslifesupport.com/online-exercise-class/より。

見つからなかったら、もしくは探すのが大変だったら

hello@dancerslifesupport.comにメールして教えてください。

来週の留守電も楽しみですよね!

また金曜日のポッドキャストでお話しましょう。

Happy Dancing!

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