バレエ上達のアドバイスから行動まで

2019年の頭の方に、「脱!質問ヘタッピ 上手に先生に質問する方法」という記事を書きました。

時々ね、英語で記事書いて、生徒たちに配ろうか、って思う類のものがあるんだけど、

この記事は特にそう笑

 

あと少しでバレエ学校の最終学期が終わりますが、今日はそこから3人の生徒を例にとってこの1年の成長を見ていきましょう。

ミリー、ジョー、チャーリー(あ、全部仮名ですよ、実在の人物なので)は1年生。

年齢もかなり近く、ハーフディでも同じクラスにいたので皆2年以上の知り合いです。

 

同じ学校、年齢も近い。

でも成長はかなり違います。

 

一番伸びたのはチャーリー。

身長も、テクニックも笑

でもね、彼女は去年の終わり頃、身長が伸びたせいで側弯がかなり目立つようになってしまいました。

その前から知っていたんだけど、側弯は身長の伸びが激しいときに、角度がひどくなる傾向があるため、それが出たみたい。

 

でもこの1年、彼女は側弯スペシャリストに言われたエクササイズをすべてこなし、

暑い日でもコルセットを装着し、

先生に言われた注意を直すために何をしたらいいか?という質問をほぼ毎週私に聞いてきていました。

 

側弯の角度はかなり減り、気を付けて観察しないと外からは見えないほどに改善。

テクニックも伸びたおかげで、年末公演ではソリストに抜擢されています。

 

チャーリーの偉いところは、言われたエクササイズをやっていて、そのうえで

「簡単になってきたから難易度の高いものを」

「効くべきところに感じないので確認を」

「やっているけど同じ注意をされるから、エクササイズのバリエーションを増やしたい」

など、やった上でしか聞けない質問が出てくるのね。

これ、質問ヘタッピ記事でも書いたけど、やった後の質問の重さが感じられるよね。

 

(側弯だから、という言い訳は彼女の口から一度も!聞いたことがありません)

質問しっぱなし

ジョーもミリーも頑張っています。

でも、チャーリーとの大きな違いは質問した「後」の話。

二人とも、とっても質問してくれるのよ。

 

今日は先生にこの部分を言われたから、どうやったらいいか教えて

これを直すエクササイズは何が一番効果的?

 

体に興味を持ってくれている二人だから、専門的な事を話してもついてきてくれるし、

理論的に順序だてて考えるのが好きみたい。

 

ただ!

理解した、というところで終わってしまうのね。

体に入れ込む、やってみる、習慣化する…

というところまで行っていない。

 

だから同じ注意を言われる。

成長しない。

 

まー二人とも「完全にやっていない」わけではないんですけどね、

  • 言われたときだけやる
  • 2,3回やる
  • 週に1回程度やる

 

これくらいなんだと思う。

なんでそう思うか?というとこっちも質問返しをするから。

 

例えば先週、ミリーに

アラベスクで腰から反って脚をあげちゃうから、お尻を鍛えろと先生に言われた。何をしたら一番効果がある?

と聞かれたのね。what is most effective for this?

 

私からの質問は「今おしりのエクササイズは何をしているの?」

だって、most effectiveを探している、ということはいくつかあるエクササイズの中で、一番このシチュエーションに効果的なものを探しているってことでしょ?

 

ミリーの答えは「…」

じゃ、「お尻のエクササイズで知っているのはなに?」と質問を変えてみるとどんどん出てくる!

そう、知ってはいるんですよ。

何年も私と一緒にエクササイズをしてきただけでなく、バレエ学校のウォームアップクラスやエクササイズクラスでやっている動きもあるし、

プライベートレッスンで出来ないテクニックの練習と共に、エクササイズをやらされることもあるんだから。

そこから「自分」でやってみよう、って思わないみたい。

 

そこから「腰に頼らず脚を後ろにあげる」ためのエクササイズ、っていうのを探せばいいのだから

筋肉で言えば大臀筋。

方向でいったら股関節伸展(デリエールの方向)。

なのでプリエ本のペルビックカール普通版と、本には載っていない片足バージョンをやろう、って話になったの。

 

それと、胸椎が非常に硬く、そのせいで腰椎を動かす癖が激しいから、胸椎回旋系、

ブックオープナー(ターンアウト本)とか、四つん這い胸椎回旋(プリエ本、もしくはこの記事)も一緒にやったらいいよね、ということで落ち着いたんだけど…

 

  • それをやっている姿を見たか? NO
  • それに対する次の質問はあるか? NO

うーん。

 

ジョーは脛のケガをしているんだけど、それに対してフィジオから言われたエクササイズ、マッサージをしている様子がない。

テクニックも変わらない。

だから痛い。

 

同じ時期に同じケガをして、同じようなキャスティングをされている(=運動量が似ている)同級生はすでに良くなった。

その子は毎日言われたケアをずっと続けていたそうで、その様子やあざ笑 も見えました。

やるつもりがないなら、聞かないでいい

質問するってことは、自分の出来ていない部分が分かっているってことだし、

それを言語化して、表現できたということだから、素晴らしいんだよ。

 

だた、質問を聞いた後に何をするか?

この部分までをセットにしてください。

 

アドバイス欲しい!だけどどうやって聞けばいいかわからない、って子はそのための記事がありますので、そっちで勉強してください。

  • アドバイスをもらう、質問する、という行動で何かが変わると思わないでください。
  • アドバイスをもらったら、それを1回やっただけで何年もの踊りの癖が治るとは思わないでください。

 

やるつもりがないなら、アドバイスをもらわない事。

その先生の言うこと、ホントかどうか信用できないんだよねーと心の中で思うくらいなら、お互いの時間を無駄にしない事。

 

うちの子、大丈夫かしら?と心配になってしまった親、バレエの先生のためのチェックリスト。

  • コンクールでもらったジャッジシート・アドバイスシートの内容を言えるか聞いてみる
  • 発表会のビデオを見て反省点を覚えているか聞いてみる
  • 今日のレッスンで何を褒められたの?どうしてその部分が良くなったの?と聞いてみる(親)
  • 先週のレッスンの宿題覚えていますか?どんな練習をしたのか発表してみて(先生)

 

アドバイス→行動→出来てるか確認&アドバイス→行動

のサイクルを小さいときから練習しておくと、バレエ以外でも便利だと思います。

勉強だろうが、会社だろうが。

これって、考え方の練習なので。(あ、やりすぎてもケガしませんしね。)

 

→ふみさんもこの前同じような事を言っていましたので、彼女のブログもリンクしておくね。

 

Happy Dancing!

 

  • 佐藤愛著シリーズ



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