DLSポッドキャスト epi623 現役時代の間違った努力集 大公開

知識があれば、練習が変わる。

ダンサーに特化したエクササイズ指導者4人の現役時代の失敗談を基に

結果の出る練習とはなにか?を考えてみました。

Transcript

オンラインエクササイズ先生からの留守電シリーズ その4

こんにちは、今月初めて行った、留守電シリーズにはまっている佐藤愛です。

エピソード620では、バレエ留学を考えている子たちのコンテレッスンについて

エピソード621では、社会人ダンサーの悩みについて

先週のエピソード622では、真面目で努力家の中学生へのアドバイスをお届けしてきました。

あまりにハマったので、私も留守電を残したくなっちゃったのね。

ということで、今日のエピソードでは

私が残した留守電と、先生たちの回答を聞いていきたいと思います。

本日の留守電

ボディコンエクスプレスの先生方、こんにちは。

鬼の母ちゃんこと、佐藤愛です。

留守電ありがとうございました。

私からの回答が皆さんの生徒さんたちへのお役に立てていたら嬉しいです。

さて、私からも質問させてください。

皆さんが若い時、バリバリ踊っていたときに

必要だと思っていた筋肉や、エクササイズは何でしたか?

そして、それらって今の自分でも必要?

それとも今は変わりましたか?

というのもね、私だけが「やっちまった愛ちゃん」ではなかったと思うんですよ。

というか、そう思いたい。

皆も、若気の至りがあったよね?と確認したくて留守電を残させてください。

お話聞けるの、楽しみにしていまーす!

THE 腹筋命

愛さんからの質問

「若い頃に必要だと思っていた筋肉やエクササイズは何でしたか?

そして、今も同じですか?」ですが

私が20代前半の頃に必要だと思っていた筋肉は、腹筋です。

というか、正直に言うと、腹筋しか知りませんでした(笑)

腹筋をたくさんやれば強くなれると思っていたし

ストレッチで柔らかくして、筋トレで強くする。

そんなシンプルな考え方でした。

上体起こしもやりましたし

脚を上げたり下ろしたりする腹筋もやりましたし

プランクもやりました。

今思うと、完全に運動部のトレーニングですね。

あ!実は私、中学の時に陸上部だったんです。

だから、それをそのままダンスにも持ち込んでいたのかもしれません。

だって、他の方法を知らなかったから…。

でも!今は考え方がだいぶ変わりました。

もちろん、腹筋は大事なんですけど

今の私が一番大切だと思っているのは、その中でも、腹横筋です。

若い頃は、「どれだけ鍛えるか」ばかり考えていました。

でも今は、「身体がうまく機能するか」の方が気になります。

それに、昔はストレッチと筋トレは別のものだと思っていましたが

今は動きながら柔軟性を作るエクササイズもありますよね。

だから、必要な筋肉が変わったというより

身体の見方そのものが変わったんだと思います。

ということで、20代の私は腹筋推し。今の私は腹横筋推し。

以上、中村良子でした。

THE 背筋命

もしもし、愛さんこんにちは!

DLSボディコンエクスプレス金曜日、日曜日担当の平栗愛子です。

あー・・・現役バリバリ時代というと、もう30年も前になりますので

「今とは時代が違うぞ」と思って聞いていただけたら嬉しいんですが

ポッドキャストリスナーさんでも同じ年代の方がいらっしゃったら

共感していただけるかもしれません。

あの頃は、柔軟性と背筋が大事だと思っていました。

私は高校生でスタジオに通い始めたので

いきなり大先輩の中で踊ることになったんです。

大人クラスってやつです。

なので、先輩方の真似をすることが上達の極意だと思っていたんですよ。

先輩方と一緒に踊るんだから1人下手くそで目立ってはいけないと、とにかく必死でした。

  • 足が上がるようにならなきゃいけない
  • 反れるようにならなきゃいけない
  • キレや柔らかさがなければいけない

と、こんな感じで、語彙も少ないので、こんな思考でした。 

先生からの指導の中に

「背中を見せる振り付けは難しい」と言われたことがありまして

後ろを向いた状態で表現ができるダンサー、背中で踊れるダンサーに憧れて

背中を鍛えたことがあります。

バイト先がフィットネスクラブだったので

マシントレーニングでラットプルダウンというのと

バックエクステンションをよくやっていました。

「強い上半身と、他は力を抜いて柔らかく」という認識だったので

スタジオに入ったらまず開脚ストレッチ。 どれだけ力を抜いて開脚していられるか。

そして、レッスンでは、どれだけ汗が出るか。 サウナパンツが主流でした。

懐かしいですねー! これは痩せたかったからです。はい。

この話はまた違う機会に、じっくり愛さんとお話ししたいところです。

今でも背筋は大事だと思っていますが、 今の私に必要なのは全身のトレーニングです。

膝のケガから6年経ちましたが、ケガする前の状態に戻ることは残念ながらありません。

今の自分の身体を理解して、これ以上のケガをすることなく

それでも自由に踊ることができるというのを目指して

トレーニングやレッスンを続けています。

大人ダンサーさんには特に

知識トレーニングレッスンの3コンボをお勧めしたいですね。

ということで、平栗愛子がお答えいたしました!

骨折してもジャンプ!

私が若い頃に必要だったと思うのは、「脚の筋力」や「知識」ですね。

今みたいに解剖学やトレーニングの知識は昔はなかったので

正直どの筋肉が必要かなんて考えたこともありませんでした。

私は両方の脛を疲労骨折したことがありますし

左足首の靭帯を損傷して、車椅子や松葉杖を使った時期もありました。

当時は怪我をするのは自分の足が弱いからだと思っていましたし

脚力をつけるためにはジャンプやスクワットをたくさんすればいいと思っていました。

今振り返ると、疲労骨折している人が脚を強くしようとして

ジャンプをしていたわけですから、なかなか怖い話ですよね。

まぁ、痛くても病院に行ってなかったので

疲労骨折だとわかったのは後からなんですけどね。

私はX脚気味で反張膝もあり、甲も出る足だったので

周りから羨ましがられることもありました。

そのため、自分は恵まれた足だと思っていたんです。

バレエ向きなんだ〜ラッキー!と思っていました。

でも、昔の発表会の写真を見ると、軸足も動足もびっくりするくらい曲がってました!

当時は自慢だったその足を、実は全然使いこなせていなかったんですよね。

今考えると、筋肉で支えるというよりも

関節に頼って立っている部分が多かったのだと思います。

だからこそ、もし若い頃の自分に一つ伝えられるなら

見た目だけではなく、足を支える筋力やコントロールを身につけてほしいと言いたいです。

今の私にとってもやはり足は大切です。

ただ、昔は足が綺麗に見えることばかり考えていましたが

今は足を機能させることの方がずっと大切だと考えるようになりました。

今は筋肉をピクピクと部分的に動かせるようにまでなってきたので、とっても楽しいです。

柔軟性神!

先生方、どうもありがとうございました。

  • THE 腹筋
  • 背筋命
  • 痛くても、ケガしてもトレーニング

とまぁ、昭和魂丸出しの皆さんのお返事を聞いて、ちょっとホッとしています。

同じことしてたなーって思ったのは、私だけではないはず。

同じようなことをしていた、やっちまったエピソードがある方は

どうぞ、YouTubeのこのエピソードの下にコメントで教えてください。

私だけでなく、ほかの先生たちもコメントを楽しみにしております。

エピソードを終わりにする前に、私も恥さらしをしておきましょう。

ご存じのように、私はやっちまった系の残念な過去がたくさんあるので

間違ったエクササイズ系もたくさんありますが、今日は1つだけお話しますね。

私ね、中学高校時代によく

ローザンヌ国際バレエコンクールの名前がついた講習会に参加していたんです。

同じ世代の人は知っているかな?

当時流行っていた大きな輪ゴムみたいなのがあったんです。

分厚いゴムで、表が黒、裏が赤、みたいになっているもの。

それを右足にひっかけて、骨盤の後ろにまわし、左足にひっかけることで

無理やり開脚が出来るという道具だったんです。

もちろん、それ以外にも使い方はあったのでしょうが

ローザンヌの講習会でしか買えないみたいな代物で

それを買って、使って開脚していた記憶があります。

使い方などの説明はついてきておらず

講習会で使い方の説明や、それを使ったクラスがあったわけでもないんです。

ただ、ローザンヌで売ってるんだから

上手な人、ローザンヌ国際コンクールに出るような人達が使うんだろう

と勝手に思っていたのだと思います。

しかも、誰が使っていたかという記憶はないんですよ。

多分、今考えると良く出来たマーケティングだったのだと思います。

  • アラセコンドが上がらない、という悩みがあったか? NO
  • 開脚が出来ないとか、振付で出てくるので、練習しなければいけなかったか? NO
  • レッスン中、先生に言われる注意で、この形の柔軟性が足りないと言われることはあったか? NO
  • そもそも、先生に体が硬いから努力しなさいと言われたことはあったか? NO

ただ、上手な人のマネをして、自分の注意や、踊りに全く関係なく

しかも、床での柔軟性を、無理やり作る受動的な静的ストレッチ。

しかも、股関節の痛みがあり、腰の痛みがある人間が

専門家のアドバイスなく、それをやる。

という非常に残念な状態でした。

今はもちろんやりませんし、生徒にやらせることもありません。

少しでも内転筋の勉強をしていれば、この筋肉は骨盤安定に必要不可欠で

過度柔軟が必要な筋肉ではなく、強化が必要だと知っているからです。

あの時の私は、無駄に床での柔軟性に執着していて

上手な人の真似をしたら、そうなれると信じ切っていました。

自分で考える力はなし。

あのお金と時間を使って、自分に必要なエクササイズやストレッチをやっていたら

もっと上手になったんだろうな、と思います。

知識があると練習が変わる

ということで、今は偉そうにエクササイズ指導をしております私たちですが

皆さんと同じく、分からないところからスタートしました。

今、勉強して、知識があって、しかも、痛い思いをした後に、ようやく気付いた経験談。

現役ダンサー達には避けて通ってもらいたいですし

先生たちにはスタジオで変えていってほしい部分です。

確かにね、腹筋も背筋も、スクワットやジャンプの練習だって、柔軟性だって

ダンサーには必要な項目なんです。そこに間違いはありません。

でも

  • 本当に、今のあなたに必要な項目なのか?
  • タイミングや年齢、レッスン量とバランスはとれているのか?
  • その方法がベストなのか?
  • 安全に行う上で知っておかなければいけない注意事項はなんなのか?

などを考えなければいけないと思う。

それに追加して、今年6月にお送りしたオーバーストレッチシリーズと同様

  • あなたがそれを指導すべきなのか?

生徒側だったら

  • それをその先生から学ぶべきなのか?

を考える必要があるとも思います。

だって、昔の私たちもそうですが、決して自分を傷つけたり

下手になりたくて練習するダンサーはいないのですから。

ただ、知識があると練習が変わる。

それを知っていただけたら嬉しいです。

この8月でDLSは13周年を迎えます。

そのため、8月に行われるボディコンエクスプレスは全クラス13%オフ!

ということは、既に割引になる1か月パックも13%オフになるってことです。

この夏休み、必要だと感じたら

ぜひ1回、30分だけでもエクササイズにチャレンジしてみてくださいね。

折角努力するなら、正しい方向に努力しましょう。

Happy Dancing!

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