ダンサーの腹筋事情。おなかを使って脚を上げるってどういうこと?

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腹筋 脚をあげる

 

はじめに。

この記事はバレエ解剖学中級者向けになります。

難しいー!って思っちゃうかも。

その場合はシリーズ物なので、パート1から順番に読んでくださいね。

焦らないで!

 

 

レッスン中に腹筋、おなかの注意をされない事はないのに、

どうして出来ないんでしょ?

というところから、

 

腹筋という筋肉たちを勉強しています。

 

まだの人は

パート1から順番に読んでください。

この記事はパート4です!

 

さて。

この前分かった事。

それは腸腰筋という筋肉たちの働き

 

 

だけど腹筋と腸腰筋ってどうやって関係あるの?

そして、あの

「おなか使いなさーい!!」

「腹筋がないから脚があがらないのよっ!」

という注意を今日はお話しします。

 

 

この前点と点原理で勉強したように、

腸腰筋は脚を前と横にあげてくれます。

 

そしてこの筋肉は腰椎の前にあります。

ってことは!!

 

「おなか(の深部)を使って脚を(前と横に)上げなさい!」

って言う注意が成り立ちますよね!!

 

イエーイ!!

 

謎が一つ解けましたよ。

 

じゃあ

「腹筋を使って脚を上げなさい」

って言葉は正しくないのかしら?

 

ここら辺で複雑になってくるのです。

答えは

もちろん腹筋も必要ですよ。

 

になるのですが、それじゃー意味がない。

 

もっと詳しく見ていきましょう。

 

 

 

その前に。

ここでいう脚を高く上げる、というのは

クラシックバレエにおける脚を高く上げる、

という事です。

 

つまり、

軸足はターンアウトされていて、

背骨は引き上がっていて、

肋骨は正しいところにあって、

上半身に力みがない事を指します。

もちろん上がっている脚はターンアウトされ、つま先ものびています。

 

時々、ただ脚をあげればいいのね!

って思っている人がいますが、

 

それはバレエ界では脚が上がった事にはなりません。

 

腰椎が落ちたり、

軸足が曲がったり、

ターンアウトが出来ていなくって

「脚上がったよー」

なんて言っていたら頭、叩きにいきますよ?

 

同じように、

「この子、脚は上がるんですけどね、アライメントを直そうとすると、

脚が落ちちゃうんです。」

という相談で、

テクニックなく脚を上げているという事だったら

彼女の脚は上がっていませんからね。

 

そこ、しっかりと理解してください。

柔軟性=テクニックではありません!

(柔軟性と強度に関する記事はこちら

 

 

話を元に戻します。

腸腰筋は胸椎の一番最後と、腰椎全てにくっついていて、

骨盤の中を通り

大腿骨についています。

 

点と点を縮めると動きが生まれますよね。

だから、

例えばデヴァンに上げたときに腰椎が後ろに落ちてしまったら?

点と点の距離が縮まらないの、

分かりますか?

 

ってことは腸腰筋が上手く使えないから

他のところが頑張ってしまいます。

 

 

他のところ、って言うのは大腿四頭筋。

この子もヒップフレクサー、つまり大腿骨を骨盤に持ってくる子でしたよね?

(覚えていない人はこちらから)

 

 

 

ではどうやったら、この腰椎を落として脚を上げる、っていう

悪い癖を直す事が出来ますでしょうか?

 

腰を支えている筋肉たちが助けにこないと行けませんね。

例えば脊柱起立筋。

この話はしましたね。

 

また、安定性を考えたら、コアマッスルである多裂筋

背骨をつなげてくれていますね。

腹横筋も背骨のほうからぐるっとウエストをカバーしてくれていますし。

 

肋骨が開いてしまう、なんて悩みのためにも、

腹筋たちが骨盤と肋骨を結んでいてくれる訳です。

*ピンクの文字は昔の記事に飛びます。

これだけ色々知っていないと理解が出来ないので中級者レベルって最初に書きました。

 

 

 

こうやって作られた強い背骨と骨盤

そこで腸腰筋が100%の力を発する事ができて、

脚を高く、そして安全に上げる事が出来るのです。

 

だから腹筋が必要。

 

「腹筋を使って(おなかの筋肉を一番効果的に使えるようにサポートし)脚を上げる」

わけね。

 

 

忘れてはいけない事

それは筋肉はグループになって働いています。

「これだけやっておけば大丈夫!」

って事はないのです。

 

 

みんながサポートしてくれているの。

ここら辺が、解剖学を勉強し始めた人たちが陥りやすい落とし穴

そしてこれが医者が教える解剖学はダンサーに意味がないところ。

 

 

ダンサーにはダンサーの体の使い方、

求められるもの、

必要なもの

があります。

 

 

そしてそれに沿った解剖学でないと机上の解剖学になっちゃいますよ。

それにそった強化エクササイズでないと、レッスンでないと

結果は出ませんよー。

 

ここの理解が出来ていないと、

毎日腹筋50回しているのに、おなかグニャグニャのダンサーが

腰いたい、っていう生活を送るようになっちゃうわけ。

 

 

しっかり勉強してくださいね。

ということで、解剖学的に見た腹筋は終了!

次回からの腹筋シリーズでは実際にエクササイズについてお話ししていきましょう。

 

 

 

追伸。

 

もっと知りたいけど、頭がこんがらがってる。

って言う人は、

 

教師のためのバレエ解剖学講座ではこの事をしっかりとお話しします。

実際に筋肉を探してみたりもします。

 

教師のために、っていうクラスだけれど、

プロレベルで踊りながら教えている人、

フリーランスダンサーは一度受けてみたら楽しいと思います。

 

っていってもすぐ定員になってしまうので、

それまではDLSブログで勉強してくださいね。

リクエストも待っています。

 

Happy Dancing!

ai

 

 

 

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