DLSポッドキャスト epi625 必要だと分かっているのに、なんでエクササイズしないのか?

エクササイズクラスについて話すと、必ず聞こえるダンサーの不安。

「ついていけるか心配」

「私なんかが参加したら迷惑になっちゃう」

というマインドセットを一緒に考えてみましょう。

なかなか行動に移せない人にもおススメなエピソードです。

Transcript

こんにちは、DLSの佐藤愛です。

12年目に突入したDLSポッドキャストへようこそ!

先週の土曜日、8月1日にDLSは13周年を迎えました。

ポッドキャストはDLSスタートから1年後にスタートしたので

1歳年が離れているので、今月で12年目なんですね。

エピソードも625となりまして、ながーく続けてきた感じがあります。

過去のエピソードをすべて聞いてくれている方

昔のitune、今のアップルポッドキャストにレビューを残してくれた方

毎回YouTubeでエピソードが出るたびに、いいねを押してくれている方

本当にどうもありがとうございます。

皆さんの応援のおかげで、干支が1周する時間ポッドキャストを続けることができています。

さて、お誕生日月の今月、何をテーマにしようか悩んだんですけれど

DLSの原点に戻り、ダンサーに特化したエクササイズについてがいいかな?と思いました。

というのも、DLSが始まる前の2012年来日セミナーでやったクラスが

「ダンサーの為のボディコンディショニング」というクラスなんですね。

ボディコンディショニングを短くしてボディコン。

ボディコンセミナーは結構長く続けていまして

コロナでオンラインの形に変更され

現在は、ボディコンエクスプレスという

DLS公認アドバンスドインストラクター達のクラスとしてお届けしています。

こういうバックグラウンドがあるので

先週のポッドキャストで発表したように

13周年イベントの1つがボディコンサークル夏休みスペシャル

ちょうど、このポッドキャストをリアルタイムで聞いてくださっていたら

明日が、1回目のクラスになりますね。

ダンサーはエクササイズをすべき

上手になりたいダンサーはもちろん、長く指導をしたい先生たちも

エクササイズをすべきです。

レッスンは大切ではありますよ。

だけど、レッスンだけでは足りません。

ま、この話はエピソード607「レッスンしてるのに、エクササイズも必要?」

お話したから飛ばして大丈夫だよね?

4月末に行った無料ワークショップでも使った

英国ロイヤルバレエ学校の2017年データによると

  • バレエレッスン(バー、センター、プチアレグロ、グランアレグロ)で、1/4はほぼ動いていない
  • レッスンの約半分はとても軽いエクササイズ から軽いエクササイズくらいの運動強度、つまり散歩、お買い物程度の運動強度
  • ジョギングくらいの強度は1時間半から1時間45分レッスンのうち13分だけ

ということでした。

世界有数のバレエ学校のスタジオサイズと、レベルでこれだから

日本の小さめなスタジオだったら、この数値はもっと低いのではないかと考えられます。

ですが、リハーサルや舞台ではこんな軽度の運動強度で踊りませんし

コンクールなどで踊られるバリエーションは、年々難易度が上がっていることも

データとして分かっています。

つまり、普段のレッスンと、舞台で必要な

筋力、体力とのギャップが大きくなっているということ。

だから、リハーサルが始まると体が痛くなってきて、本番直前にケガするわけですよ。

だって、普段のレッスンで準備が足りていないのだから。

  • 地方に住んでいて車の送り迎えが多い
  • コロナの時期に学生だったため、運動量が少ないままで育ってきた
  • バレエに没頭しているので、他のスポーツやレクリエーションをしてきていない
  • ハイレベルのコンクールのために練習をしている

という子供達は絶対に、レッスンだけでは足りないし

  • いつも自宅とスタジオの往復だけで忙しく、自分のエクササイズなんてしていない

先生たちは、収入減を守るためにも

エクササイズクラスを受講しなければいけないと思います。

大人でバレエを習っている人達が、このポッドキャストを聞いていたら

”大人クラス”というクラスでは

自分のレベルに合わせたレッスンを受けられないことも考えなければいけないでしょう。

子供達なら年齢で分かれていて、しかも、バレエを始める年齢が似通っているので

レベルが近い子達が同じクラスに入れるのですが

大人クラスの場合、先週バレエシューズを履いたばっかりの人から

昔バリバリ踊っていて、受験と就職で休んだ復帰組が、同じクラスにいることになります。

だからこそ、痛みなく、長く踊りたかったら

レッスンに追加して、エクササイズクラスを受けるべきなんです。

こうやって考えてみると、大人の方が、エクササイズ受けるべきだって感じだよね。

エクササイズしたいけど時間がない

でも、このポッドキャストを聞いている皆さんは

ダンサーや先生たちには、エクササイズが必要って既に知っていると思うのね。

では、どうして出来ないのか?もしくは、どうしてやらないのか?

ちょっと数字を計算してみようか?

毎月3000ダウンロード、視聴があるポッドキャストで

そして、保護者や異なる職業の方が聞いていることを考えて

とっても保守的に計算し1500人がエクササイズが必要なグループだとします。

つまり、ダンサー達と先生たち。

この1500人のうち、何パーセントがエクササイズしていると思います?

現在DLSが提供しているオンラインエクササイズクラスを全部足しても、毎週50人程度。

ポッドキャストを聞いてくれている人達1/30以下が

エクササイズ参加していることになるんですね。

もちろん、DLS以外でエクササイズを受けている人達も多くいらっしゃると思うけれど

さっき見たように1500人という数字は、かなり保守的に計算したから、問題はないと思う。

勉強している人達で、エクササイズが必要な人達のうちの

1/30しかエクササイズをやっていない。

その理由は何か?と考えた時、2つ考えが浮かびました。

  • 1つ目、そうはいっても時間、お金、場所がない、などOOがない組
  • 2つ目、そうはいっても30分のエクササイズくらいじゃ、効果がないんじゃない?と思ってしまう。もしくはそうはいっても、レッスンの方が大事でしょ?組

「本で見てやってます」とか

「SNSで流れてきたのをやったりします」という人もいるかと思うのだけど

その人達も「エクササイズをやってない」人たちに入れます。

だって、バレエを習っていたら知ってるでしょ?

家でYouTube見たり、雑誌読んで、バレエができるようにならないって。

そういうところがスタートになることや

既に習っている人のヒントになることはあると思う。

でも、それはレッスンを習っているという前提でしょ?

ド素人、もしくはバレエ歴がとっても浅いのに

「SNSで見て、自己流でやってきたので、中級クラスに入れてください」

と言われても困るよね?先生方。

よって、なんとなく、自己流でやっているという人達がいた場合は

「やっていない」のカテゴリで話を進めていきたいと思います。

ということで、今月は、エクササイズの大切さを知っている人達でさえ疑問に思う

「短い時間の、比較的軽めのエクササイズに、効果があるのか?」

という疑問に、エビデンスベースで答えていきたいと思います。

私でもついていけるかな…はボキャブラリーから排除しよう

でも、その前に1つだけ。

エクササイズクラスへの参加を躊躇してしまう人達の中には

「私でもついていけるか分からない」

「私がいたらお邪魔になってしまう」

という考えの人達がいることも知っています。

ですが、これだけはエビデンスで答えてあげることができません。

だって、いくらデータを並べても、自分の気持ち、考え方を変えるのは、自分だから。

エクササイズだけでなく、バレエレッスンも、この夏の講習会も、短期留学も

そして、バレエと関係ない、全ての趣味、習い事、仕事、イベントで

「ついていけるか分からない、邪魔になってしまう…」

という考え方が役に立つことはありません。

だから、そういった考え方を排除してください。

ボキャブラリーから抹消です。

分かりました?

出来ないから、学びにいくんです。

ついていけるか分からないから、成長できる環境と言います。

100%ついていける、出来る、と分かっている場所に行っても成長しません。

学べるものはないでしょう。

でも、自分に自信がない子達にはいいんじゃない?

自己肯定感の為には良いんじゃない?

と思う人もいるかもしれませんが

周りの人達が、自分よりも低いから安心する、という環境で

本当の意味で自信に繋がると思う?

自己肯定感って、相手をさげることで生まれるんだっけ?

こういう考え方もしてみましょう。

ついていけるか心配だったら、猶更、そのクラスにチャレンジすべきでは?

だって、やらない時間が長くなればなるほど、遅れをとってしまうということでしょう?

だから、本当についていけるか心配だったら

自分で相当な努力をしない限り

3か月後、半年後、1年後についていけるようになっているはずがないと思いません?

ほら、1本目の電車に乗り遅れたら、その後の乗り換えも全部遅れるでしょう?

でも、最初の1本にギリギリセーフで乗れたら

その後の乗り換えが上手く行くチャンスが生まれます。

だからこそ、今、恥ずかしくても、ついていけなくても、行動しないと遅れちゃうよ。

「ついていけるか心配」と思う裏に

「恥をかきたくない」という気持ちがあるんだとしたら

恥をかきたくない気持ちと

上達したい気持ち、もしくは踊りたい気持ち、長い間仕事を続けたい気持ち

どっちの方が大きいか考えてみると良いかもね。

迷惑かどうかは、他人が決める

「周りに迷惑になっちゃう」と思うんだったら、諦めてください。

迷惑とはなにか?

辞書で引いてみると、「ある行動がもとで、他の人が不利益を受けたり

不快を感じたりすること。またその様」と書いてありました。

行動が何か、ではなく、その行動から、相手がどう感じるか?という部分なわけですよ。

つまり、あなたが何をしようと、迷惑だと思う人は迷惑だし

迷惑だと感じない人は感じないわけです。

だからね、いくらあなたがクラスで一番上手に踊れても

「見せびらかしてー」とか

「先生はOOちゃんだけ見てる」と思う人がいたら迷惑なんだって。

逆に、あなたが振付を覚えられなくて、先生がもう一度説明しなきゃいけなくなったら

不快に感じる人もいるし、助かったと感じる人もいる。

だから、諦めてください。

他人の気持ちは、私たちには変えられません。

もちろん、迷惑行為として分かっていることはしませんよ?

例えば

  • クラスに遅れて参加する
  • 忘れ物をする
  • 振付を覚えていないのに、一番最初のグループでやる
  • 自分が間違えて、他の人とぶつかったのに、謝らない

などは、あからさまな問題行動です。

こういう行動をするのが不安で「迷惑かけちゃうかも」と思うんだったら…

それは参加しない方が良いかもね。

でも、「迷惑かけちゃうかも」と思っているほとんどの人は

問題行動に対して過敏だから悩むので、こういった迷惑行為はしないと思いますけどね。

必要だと分かっているのに、なんでエクササイズしないのか?

ということで、今日のエピソードでは

  • ダンサーにはエクササイズが必要である
  • 特に大人生徒と先生たちは、エクササイズは絶対すべき

と分かった上で

どうしてエクササイズをしないのか?を考え始めました。

理由を考えてみた時には、大きく分けて

  • 心理的な部分で参加を躊躇してしまう人
  • 効果がイマイチ信じられない人

の2グループに分かれるんじゃないか?と予想を立ててみましたね。

今日はその中で

ついていけるか心配な人達と、迷惑なんじゃないかと思う人達についてお話してみましたが

いかがでしたでしょうか?

よく、DLS公認スタンスインストラクターコースの中で

「自信が持てない」という質問、悩みを聞きます。

これだけ勉強していて、これだけ練習している人達でも「自信が持てない」と思う傍ら

何もしていないのに、自信だけはある人達が存在するのも事実。

だから私は、自信というのもは、心構えの問題なんだと思っています。

  • 100%間違えずに踊れる自信ではなく、何かあってもアドリブ出来る自信
  • 絶対についていける自信ではなく、一番最後まで食らいつく自信
  • 完璧に出来る自信ではなく、今までの成果を精一杯見せる自信

というんでしょうかね?

でもさ、そういう自信を持つためには

新しい事にチャレンジして、乗り切ったという経験が必要なんじゃないかな?

とも思うんですけどね。

ということで、今日のエピソードはここまで。

来週からは本格的に「短い時間の、比較的軽めのエクササイズに、効果があるのか?」を

検証してきましょう。

現在DLSでは13周年お祝いイベントを行っております。

エピソードの冒頭でお話した、ボディコンサークル夏休みスペシャルでは

私、佐藤愛のエクササイズクラスが受けられる珍しいチャンスがあります。

ダンサーに特化したエクササイズが、自宅から30分で受けれちゃう

ボディコンエクスプレスは、8月クラスを13%オフにてご案内しています。

13周年にちなんで、8月13日には、「なんでポワントは12歳からなの?

バレエ医科学から見るポワントレッスンスタートの知識」セミナーを行います。

保護者用のクラスではありますが

トウシューズレッスンを指導する先生たちも勉強しておくといいと思いますよ。

こちらのクラスは、お申込みが8月9日までですのでお急ぎくださいね。

この夏休み、画面越しに多くの皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。

Happy Dancing!

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