レッスンに復帰する方法

今日のブログでは題名通り、レッスンに復帰する方法をお話ししていきます。

 

ただし、本題に入る前にレッスンに復帰するスピードや期間は

  • どれだけリハビリをしてきたか
  • どんなレッスンに復帰するのか

の2つの点を考慮しなければいけません。

 

ここに書いてあることはガイドラインだと思って、自分に当てはまるようにアレンジしてください。

体の声を聴く方法や、不調を感じたら何をするか?を勉強したい人は「ダンサーのリハビリeBook」も参考にしてくださいね。

レッスンに復帰する前に考えて

長期レッスンから離れていたダンサーがスタジオに戻ったら、いきなりエネルギーが体の底から湧いてきます。

先生や友達の応援もあり、アドレナリンも出ていることでしょう。

こうなってしまう前に「今日のレッスンはどれだけ参加するのか?」をハッキリとさせておきましょう。

 

そしてレッスンが始まる「前」に、先生に伝えておくのもお忘れなく。

先生に説明、って言ってもたくさん喋る必要はありません。

「今日から少しずつレッスンに復帰します。よろしくお願いいたします。

初日なのでバーレッスンをルルベなしでやらせてもらいます。その後は端でエクササイズをしていてもいいでしょうか?」

それだけでOK。

 

そうすれば、自分の中で「調子いいじゃん!もっとできる!!」と思っても「先生に言っちゃったしなぁ」と気づくはずです。

少しずつ復帰とは具体的にどういうこと?

よく言われる「少しずつムリのない程度にレッスンに復帰しましょう」というのは、いったい何を指すのでしょうか?

 

この部分は最初に書いたように、

  • どれだけリハビリをしてきたか
  • どんなレッスンに復帰するのか

に大きく左右されてしまいます。

ただ、目安になる方法をいくつかご紹介しましょう。

 

方法 1)レベルの低いクラスに復帰

例えば、レベル5のクラスをやっていたら、レベル3~4の子たちに交じってレッスンを受けるということ。
振付や、アンシェヌマンの長さが自動的に短くなるため、あまり考えずにレッスンに参加していても体への負担が少なくなります。

 

シラバスを導入していたり、学年別にレベルが分かれているバレエ学校などでは使えますが、

オープンクラスのように、先生が長期のレッスンプランを作成せず、その日の気分でクラスのレベルを決める場所だと不可能です。

方法 2)サポートの量を調整

サポートの量、というのは体をサポートしてくれるものの量ということ。

具体的にはバー、椅子、そして動かしていない体の部分(つまり軸となりあなたをサポートしてくれる部分)となります。

 

全てのクラス、センターワークも両手バーで行う

腕のサポートが増え、肩や骨盤のプレースメントを確認しやすくするほか、体の方向を変えないため気づかずに背骨、骨盤、膝をひねる確率が減る。

周りの子たちを見なくて済むので、集中しやすい、というメリットもあります。

 

全てのクラスをルルベなし、片足バランスなしで行う

足の接地点が増えるだけでなく、バランスを崩して倒れる、力を入れる可能性が減ります。

正しい立ち方を学ぶだけでなく、今まで床のエクササイズが多かった人にとって立位のアンシェヌマンをこなすのは結構な難易度アップになるので、どんなケガでもオススメです。

 

椅子に座って、上半身だけで行う

上半身の重さが股関節から下にかからないため、足、膝、股関節をケガしているダンサーがレッスンに復帰するには一番やりやすい方法。

エポールマン、ポーデブラ、上半身の使い方、肋骨や骨盤のプレースメントにフォーカスしてレッスンに参加できます。

 

応用方法として、くるくる回る椅子だったらデトールネして反対方向に進めるし、リハビリ行程によってはフィットボールの上でバランスも意識しながらやるのもOK。

 

ポーデブラをブラバー、1st、2ndのみにし、顔の方向も正面と左右45度のみで行う

上半身を大きく動かさないので、腰や肩のケガからの復帰や、頸椎捻挫などのダンサーにもいいかもしれません。

両手バーと同じように、体幹をホールドしておく方法が分かりやすいので、膝や足首への負担も減ります。

これがやりやすいから、方法 1 )レベルの低いクラスに参加する、というのがあるんですけどね。

 

足はアテールのままで行う

足を持ち上げず、両方のつま先が常に地面にあるようにします。

タンジュはオッケーだけど、ジュッテはダメ。5番ポジションでルルベはいいけど、クドゥピエはダメ、という感じ。

股関節のケガをしている場合、大腿骨を持ち上げる動きをなくす必要があるからです。

 

解剖学を勉強した人ならば分かるように、足を高く上げるというのは、骨盤、そして背骨に影響します。

なので、アテールで踊ることが背骨のケガのときも重要になってきます。

方法 3)やらない振付を決める

  • 足首のケガをしていたら、4番・5番ポジションや、回転系はやらない。
  • 膝のケガをしていたら、グランプリエや、4番・5番ポジションはやらない。
  • 腰のケガをしていたら、ポーデブラデヴァンやカンブレデリエールはやらない(もちろん足も上げない)。
  • 肩のケガをしていたら、腕は2番ポジションよりも高く上げない。

 

やらない振付を決めると、ネガティブな感じがするけれど、それ以外はできるわけですよね。

だから自分がどこまで踊れるのかを考えるときには大切なステップです。

 

バレエを知っている治療家・トレーナーであれば、こうやってアンシェヌマンの中で避けるべき動きを説明してくれるはず。

この部分も、レッスンの「前」に決めて、先生に伝えてくださいね。

方法 4)レッスン時間を分ける

バーレッスンだけやって、それ以外は床で見学ってつまらない!と思うかもしれないけれど、

 

1年生のバーレッスン

休憩+エクササイズ

2年生のバーレッスン

 

というようにレッスン時間を分けて、合計1クラス分のレッスンを受けるという方法もあります。

徐々にレッスンに戻るためには、レッスンの時間ずっと立っているというのも大事なので、このように復帰するのはオススメ。

 

そのほかに股関節のケガであれば、

 

バーレッスンはロンデジャンブアテールまで

休憩+エクササイズ

センタータンジュやフォンジュはアテールだけど復活

ピルエット系は避けて

プチアレグロはバーでやる

 

というのもアリ。

 

レッスンに復帰して時間が経っていたら、

  • 月曜日はフォンジュとアダージオで足を上げるけど、ロンデジャンブアンレールとグランバットマンは避ける。
  • 火曜日はその逆で、ロンデジャンブアンレールとグランバットマンはやる。
  • 水曜日は休息日、いや休足日として、アテールで全てをこなす、

なんて風にアレンジして負荷を調整することができます。

 

バレエを熟知している人でなければ、このようなアドバイスは難しいでしょうね。

だからこそ、ダンサー自身に少しでも知識があれば、ムリせず徐々にレッスンに復帰できると思います。

 

バレエ学校レベル(15歳以上)でケガのため長期レッスンを休み、復帰方法を相談できる人がいない場合は、DLSに問い合わせてください。

時期によっては個別セッションで、このようなプログラムを提供することが可能かもしれません。

 

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ai

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