いつストレッチしたらいいの?ダンサーの卵たちの柔軟性を考える。

今日はストレッチについて頂いた質問に答えましょう。

 

ストレッチのDOアンドDON’Tという記事の後、

そしてセミナーなどでお話しした後、

生徒にもお稽古前のストレッチを行わなくなりました。

そこで質問なのですが、いつ柔軟性を得ればいいでしょうか?

 

今回質問を頂いた先生は、若いダンサーを指導している人ですので、

5−10歳あたりのダンサーの卵たちを教えている、と仮定していきましょう。

(年齢に関係なくみんな知っておきたい事ですけどね?)

 

 

質問に答える前に。

 

ストレッチだけでなく、ダイエットやエクササイズなどで

これがいい!とか

これは悪い!!

とかありますよね。

 

このブログはダンサー、特にお遊びのレッスン(そんなものが存在するのか疑問ですが。。。)

ではなく、真剣にキャリアを考えている人、

そのようなダンサーを育てたい人、

そして気持ちはプロ、の大人バレエトレーニーさん(大人でバレエレッスンを受けている方々をDLSではトレーニー「トレーニングする人」と呼んでいます)に向けて書いていますかが、

 

このような人たちの中でも「正しい」ストレッチが常に一緒な訳ではありません。

怪我の歴史、

年齢、

レッスン内容(普通のレッスンの前のストレッチVSリハーサル前)

で必要な事などが変わってきます。

 

もちろん、お茶の間のおばさんに効くストレッチが

ダンサーに効くとは限らないのと同じように。

 

ストレッチの種類

お稽古前の「静的」ストレッチが良くないのであって、
「全ての」ストレッチが悪い訳ではありません。

 

ただ、日本だけに限らず、レッスン場で見られるストレッチは

本来体を温めて動きやすくするための時間、

つまりレッスンの直前に行われているケースが多いですよね。

 

ストレッチしてリラックスした筋肉が必要なのはレッスン後のほうで、

レッスン前は動ける準備の出来た、暖まった筋肉が欲しいのです。

 

暖かく、伸び縮みができて、踊る準備ができた筋肉

VS

心肺機能も落ちて、ブヨブヨに伸ばされた、冷めた筋肉

 

どっちの方が踊りやすいと思います?

 

冬期バレエ講習会で行ったように、動きながら、

そして動きの中でストレッチするのは

レッスンでも大丈夫です。

より詳しいウオーミングアップについてはこちらの記事を参照にしてください。

 

柔軟性をいつ身につけるのか?

簡単な答えでは、正しいクラシックバレエのレッスンをしていると柔軟性は嫌でも育ちます。

 

グランバットマンは動的ストレッチになりますし、
バーに脚をのせて行うアダージォ兼ストレッチは非常にいいストレッチになります。

一番最初に行うであろうプリエとポーデブラだって関節の柔軟性を行っていますよね?

 

プリエ=アキレス腱伸ばし

グランプリエ=股関節と膝関節の可動域にチャレンジしている

わけですから。

 

ここで浅いプリエだったり、

グランプリエの前にかかとをすぐに上げちゃったらストレッチになりませんよ?

ポーデブラデヴァンの時に骨盤を後ろに逃がしちゃったらストレッチになりませんよ?

グランバットマンのときに、不必要に骨盤を逃がしちゃったらストレッチになりませんよ?

 

正しいレッスンをする、という事のメリットは

柔軟性の面でもある訳です。

 

(そして正しいレッスンをするためにはある程度解剖学が分かっていないといけないんでしたよね。

点と点原理を考えると筋肉の収縮がわかるようでしょ?

それをリバースするとストレッチになるのですから)

エクストラで柔軟性を育てたいとき

柔軟性をもっと増やしたい場合、寝る前の静的ストレッチは安全です。

しっかりと体を温めた後で、行えば。

 

でも、お風呂上がりだから体が温まっているのか?

といったらそうではない場合がありますから、

少しは心拍数の上がるようなエクササイズをしてからにしましょう。

 

*そうすると眠れなくなります。
ですので、この場合、30分以上のストレッチをしないと寝付きが悪くなると思いますよ。

 

静的ストレッチの危険な部分は、

  • 体が温まっていないので怪我をしやすい
  • ストレッチをしたときに弱くなってしまう筋肉があるため正しいエリアが使えない

ということ。

=動く前には向かない。

 

それさえクリアしたら大丈夫です。

 

ゆっくり、じっくり、勢いをつけたり、

痛いのを我慢しすぎたりするのではないストレッチの仕方を知っていれば、
そしてストレッチしなければいけない筋肉とその安全なストレッチの仕方を知っていれば、
お家で行うのに問題はありません。

 

意味のないストレッチは時間のむだなだけでなく、
マイナスに働きますからお気をつけて。

レッスンで筋肉の動きをより感じやすくするためには

筋肉の動きを感じやすくしてあげる環境づくりが必要なのです。

 

正しくストレッチをするという知識

とはいっても幼いダンサーの卵たちに正しくストレッチが出来ているかチェックする必要があったら?

その場合、レッスンの後に行ってください。

そのためにも、レッスンプランはしっかりと立てておきましょう。

 

ストレッチを教えるときに

正しい方法はもちろん、

タイミングや注意点も一緒にお話できるといいですね。

 

レッスンの後で集中力も欠けているのですから、

1つのストレッチを1ヶ月くらい時間をかけて繰り返す方がいいでしょう。

この辺り、もう少し次回詳しく説明しますね。

 

次回はダンサーの卵たちにストレッチするときに気をつけたい事を書いていきたいと思います。

 

 

Happy Dancing!

ai

 

 

 

  • 佐藤愛著シリーズ



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