ダンサーのケガ 三角骨ってなんだ?

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ひよこ5

いつもセミナーを行うときは、私も一緒に色々なことを学んでいます。

同じケガ、痛み、年齢、バレエ歴・・・

それでも一人ひとりの体が違うので新しいストーリーをたくさん聞きます。

 

素敵なことです!

日々勉強。

特にダンサーと勉強するのはとても楽しい!!

 

さて、2014年春のセミナーで学んだことのひとつ。

それは「ひよこ骨」という言葉です。

 

聞いたことがなかったの!!

三角骨のことだそうです。

 

へー!!!

 

三角骨って聞いたことがありますが?

「私は三角骨があるからつま先が伸びない」

とか。

 

 

 

人間の体にある骨たち。

それらって人それぞれで形が違います。

 

あなたの大たい骨と、私の大たい骨では長さも、太さも、骨密度も違います。

飲んでいる水のミネラル量だったり、成長過程の栄養摂取だったり。

 

また、筋肉が骨にくっついている部分からどれだけ強いからだの持ち主だったのか?も知ることが出来ます。

 

 

三角骨そんな骨の個性のひとつが「三角骨」、またはひよこ骨、と呼ばれるものです。

 

 

かかとの骨にもともと出っ張りがあり、それが骨折してしまってちいさな骨がふわふわ浮いてしまうことはあるそうです。

また、成長過程で骨の結合が上手くいかなくってふわふわしてしまうこともあるそうです。

 

 

 

が、ダンサーに良く見られる「三角骨の痛み」の場合、

別に三角の骨がふわふわ浮いているわけではなくって、

骨の異型でひよこのくちばしのように骨が出っ張っている場合を指します。

三角骨

研究によると10人に1人はある、とも言われているらしいですが私はよく解りません。

 

つま先をポワントさせる動きをしなければ問題はないので、

電車で隣に座っているおじさんがひよこの持ち主、と言う可能性もあるわけです。

 

 

 

 

三角骨とダンサーにまつわる疑問はたくさんあります。

 

 

 

三角骨があるとダンサーになれないのか?

 

そんなこと、ありません。

確かに痛みがある場合もありますが、突起の大きさやアングル、

足の形によって痛みを全く感じない人もいます。

 

 

 

 

つま先を伸ばしたときに感じるアキレス腱あたりの痛みは三角骨のせいなのか?

どーでしょうね?

そんなんじゃ答えにならない?

答えは「そういう場合もあります」。

ですが、大体の場合、三角骨のせいではありません。

使い方が殆どで、これはダンサーの足クラスでお話したとおり。

 

 

クラシックバレエダンサーになりにくいケガのひとつに「アキレス腱炎」というものがあります。

誤診されるケースが多く、そのため本当にアキレス腱炎になってしまうこともあります。

これは腱の性質によるものです。

(長くなってしまうのでまた今度ね)

 

そして、三角骨のせいでつま先が伸びない、という誤診も良くあります。

レントゲンで突起が見つかったから、といってその突起が痛みの原因ではない場合がたくさんです。

特にお医者さんがバレエのことを知らないとこのような診断を受けてしまうことがあります。

 

 

 

三角骨の手術をすれば100%大丈夫になるか?

答えは残念ながらいいえ。

最初に述べたように、ふわふわしている骨がある場合は別ですが、

ダンサーにおけるひよこ骨手術の成功は高くないといわれています。

 

それは手術によって瘢痕組織が形成され、それがまた骨と骨の間に挟まってしまい痛くなる

という本末転倒なお話や、

ひよこの口ばしがまた生えてくる。

という問題もあります。

 

 

手術から約1年。まだ傷跡が見える。外側に傷跡が見えるという事は、内側の傷跡もあるという事。

手術から約1年。まだ傷跡が見える。外側に傷跡が見えるという事は、内側の傷跡もあるという事。

ダンサーの場合、出来ればこのような手術をせず、正しく足を使うことで治すほうがいいと私は思います。

ただでさえキャリアが短いバレエ界で、手術、リハビリに時間を使うのは無駄なのではないか?と。

 

100%その骨が原因で痛みが生じている、と解っているケースはいいですが、

そうでない場合、痛みが続くこともあります。

 

確かに手術後良くなった、という人はいると思います。

が、残念ながら私が日々ダンサーと働いている中でお会いしたことはありません。

 

 

 

パリ・オペラ座で踊っていた友達ダンサーによると三角骨手術をしたのが

彼のキャリア上、最大の間違いだった、と毎回治療に来るたびにぼやいています。

 

今年の初め、新しく1年生になった生徒のひとりに三角骨手術をしてきた子がいました。

今年も4分の3終わり。

正しくリハビリや、強化エクササイズを言われても行わない彼女は

手術から約2年の今でも、痛くてクラスで泣いています。

 

自業自得な部分もありますが、もし正しく強化エクササイズを行っていれば、

手術の必要がなかったのではないか?というのは私の考えです。

 

ひよこ疑惑のあるひとは、まずは信頼できる人にレントゲンを見てもらうこと。

そして、自分の体の使い方を研究する必要があります。

トウシューズに乗っからずに甲を出す、という方法を知る必要もあると思います。

 

私の「ダンサーの足」セミナーに遊びに来てくれてれば、足の使い方を一緒に勉強できますよ。

 

今日覚えておきたいことは、

ひよこを言い訳にせず、何が原因なのかを考えましょう!

という事でした。

バイピヨ!

 

Happy dancing!

ai

 

 

 

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  • ダンサーのケガ 三角骨ってなんだ?”へのコメント

    • May 13, 2015 at 12:43 am

      初めまして、Facebookで読ませていただいています。

      三角骨の記事読ませていただきました。私も若い頃に見つけレッスン方法を少しずつ変え痛みが消えました。
      しかし昨年、足首に水が溜まりその袋を取りました。その時菌が入り動かす事ができず1ヶ月動かさずにいたらその後、三角骨の場所が痛み出しました。
      筋肉が落ちたせいなんでしょう。リハビリを続けたのですが取る決意をしました。
      それも、明日入院して明後日の手術です。
      なぜかこの記事をみて、ちょぴり後悔…
      もっと早く記事を読んでいた、気持ちが変わっていただろうなと…
      でも手術をし良い方向に進むように頑張ります。

      話しは変わりますが…
      私はBASIピラティスのインストラクターもしていますが、バレエの生徒さんはあまりピラティスをしたがらないんです。これは私の住んでる地域だけ…⁉︎
      辛いからでしょうかね。もっとピラティスをした方が安定感が出るなどの記事を出してください。そうしたら、バレエ界にもピラティス人口が増えるかも。
      ピラティスマシーン早くお金を貯めて買おうと思っています。
      ダンサーもちろん大人のダンサーにも体のケアーをしてもらいたいので。

      これからも色々な記事楽しみにしています。

      Reply
      • May 19, 2015 at 7:56 am

        始めまして!
        手術はいかがでしたでしょうか?

        ピラティスについての記事はもう既に2,3個あります。そちらを参考にしてください。
        もちろん、ピラティスだけでは舞台に繋がりませんから、正しいレッスンが出来ているという前提は必要ですが。
        ピラティスをしたから踊りに安定感が出るか否か?は科学的に立証ケースがあるわけではありませんから、
        そのような言い方を私はしません。
        私もインストラクターですが。総合的なものを解決しないと舞台に繋がらないというのが、バレエ学校で6年教師として働いている結論ではあります。
        そのうちのひとつとしてピラティスは、特にマシンは素敵ですけどね!
        頑張ってください。

        Reply
    • Pingback: 【バレエ障害】なぜ三角骨障害は手術で完治しないのか? その2 | 姿勢改善すこやか整骨院

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