DLSポッドキャスト epi223 解剖学バレエが普通の時代へ

解剖学バレエが普通になってきた、というのは ポワントでトリプルピルエットが普通になってきた、というのと同じような「これから根付く」変化だと思います。   芸術は成長するから求められるもの、美しいとされるものは時代と共に変化する。 ダンサーは柔軟に時代を理解し、指導者は遅れをとらないように毎日勉強を続けなければいけないんですよね。 読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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解剖学バレエが普通の時代へ

  11才まではトウシューズは履かなくていい!(YAGP)の記事、というのを書いたのは2017年10月30日。 ちょうど1年前くらいですね。   今年のYAGP日本予選もありましたし、最近強く感じている事である 「解剖学バレエが普通」になりつつある状況を書いてみようと思います。 (AKA ほーら言った!オンパレードの記事笑)   立ち方の本がベストセラーになる これ自体、変なんですよ、自分が著者なのに言うけど笑 2016年にオファーを貰って、立ち方について書きたい、と言ったときの編集長の顔と言ったら!! こんなのが売れるのか?というのはこの本を作るにあたってかかわってくれた全員(私も含め!→おい)が感じたことです。   でもなっちゃいました。 ま、狭い世界でのベストセラーだけどさ。 未だにスタンスワークショップはすぐに定員になります。   これは、みんなが疑問に思っていた(けど声に出せなかった)部分の現れだと思います。 その後のターンアウト本では、某バレエ用品やサンが大きく取り上げてくれるよう、 全国各地のストアにメールを送ってくれたそうです。 ということは、お店側、ものを作る側も必要性を感じてくれた証拠だと勝手に思っています。   *応援してくれたみなさんどうもありがとうございます! 消費者のパワーってすごいよね。だから第二弾、第三弾と続くことが出来ています。   年齢別に選べるバリエーションが分かれている これも最近は普通になりましたが、昔は違ったし、 今でも地方の小さい(といっても日本コンクールの規模はすっごく大きいが…)コンクールではまだ取り入れられていませんね。   ただ、これも解剖学バレエなんですよ。…

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バレエオーディション 髪の毛ヒント

  6月に行われた中間試験で、すごく面白い現場に遭遇しました。 面白いって言ったら変かな。 interestingだったけど、funnyでもありました。   5人くらいいた試験官の中で、私の隣に座っていた先生がメモ用紙に大きく (日本人生徒の名前)HAIR!!!!!!!!!!! と書いてたの。   思わず吹き出しちゃって、試験中聞いちゃった。 そうしたらすっごく真剣な顔でウンウン、ひどいよねと。   試験後、その話が出てきたら、担任の先生が一言。 「今日は良かった方なんだよ、言い聞かせたから。(留学して)6か月の中で一番良かったんだけどね」 とポソ。 あれで良かったのか!?とみんなが突っ込んでいました。   「なんで日本人は前髪をおでこの上でピンで留めるのか?」 「顔の正面からみたら、ヘアピンのオンパレードなのはなぜか?」 という質問をされて、いい答えがあるわけでもないので 「うーん、前髪があると可愛い、とか顔が小さく見えると思っているのでは?」 なんて言っておきました。   私の場合、それが理由だったからね。 学校で前髪ある方が可愛かったから!!!! (学校=中学校とかね) でも、それがバレエダンサーを目指し、オーディションする人の考えか、といわれると否だね。   恥ずかしい過去を暴露しようか。 私ね、オーディションの時は髪の毛すっごく短かったんです。…

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DLSポッドキャスト epi184 11才まではトウシューズは履かなくていい!

  YAGPの記事であった幼い子供のトウシューズレッスンについての記事をピックアップしたポッドキャストです。 このような医学的には基本中の基本、っていう子供の体の成長、運動量・・・ バレエだけではなく、人類すべてが通る道の基本がバレエ界ではあまり重視されない時があります。 指導者はもちろん、お母様方も踊っている本人も!しっかりと勉強してみましょう。   読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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11才まではトウシューズは履かなくていい!(YAGP)の記事

  あーーーーーー!幸せ!   愛さん、どんなブログのはじめかたですか、それは?って感じでしょ?   まずは順を追ってお話しましょう。 2017年12月30日にはダンサーの卵サポート会というセミナーというか、お話会が行われます(詳細はこちら、申込は11月4日より) その資料作りでYAGPのサイトを検索していたら、ダンスマガジンに掲載された記事が載っていました。 タイトルは「11歳まではトウシューズは履かなくていい」 そしてサブタイトルは 「若手ダンサーの登竜門コンクール、ユース・アメリカ・グランプリ日本予選で世界のバレエ学校の教師陣が日本の子供たちに貴重な提言を行った」というもの。   DLSでこのことを最初に書いた記事は骨についての記事。 この記事の公開日は2013年8月6日。そこで骨の成長についてと早くからポワントを履く危険性をお話しました。 これは私が考えだした素晴らしい案!ではなくって、IADMSとか世界のバレエ医学の人達が提唱しているものよ。   その後も何度も様々な記事で同じテーマについてお話しています。 ちびっこダンサーのボディコンディショニング(2014-11-26)では幼い子達は特化したバレエトレーニングやコンクールレッスンは必要ない、とか コンクールの良しあしという記事(2014-8-18)ではバリエーションはプリンシパルレベルが踊るという話だとか、将来の留学には意味がないとか。   だけどさ、別に私みたいな人がそんなこと言っていても、聞いてくれる人は少ないと思うのですよ。 でも、おおきなバレエ学校では言われている事だったり、英語では記事などがあったりするから、そういうのを日本語でみなさんに伝えられたらHappy Dancing!な子達が増えるだろうと思って。   それが、このように、おおきなコンクールの審査員から言われて、そしてそれが日本語訳されるという事、そしてバレエマガジンのようにおおきな媒体(DLSなんてそれに比べたらありっこですからね笑)にとり上げられるという事実。 それがようやく2017年にして起こったようです!   だから、冒涜の幸せーーーーーーに繋がるわけですよ。   元となる雑誌記事は皆さまに読んでいただくとして、そこで…

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この夏コンクールに出る前に考えて欲しいこと

気温が上がってくると一緒に上がってくる日本のコンクール熱。 私のコンクールに対する意見はネガティブですが、それはすでに記事にしてあります。   また様々な研究(練習量、偏った練習、コンクールと心理学、成長期のからだなど)を見てもいいことが書いていないのがわかるはずだし、 海外の大きな学校は生徒をコンクールに出していない、という世界のバレエ界の見方も頭に入れておきたいです。   とはいえ、コンクールに出るな!っていうだけだったら聞いてくれないと思うので、 今日は出る前に考えて欲しい事をリストにしてみました。   ここに書いてある事を考慮に入れて欲しい、っていうことと、お母さんや先生のガイデンスになりますように。 ちなみに過去記事では年齢の上の子たち(留学希望の子たち14、15歳以上)を想定して書いてあるので、今日書いてあることは、12歳以下だと思ってください。 もちろん、大人バレエトレーニーさん(大人でバレエレッスンを受けている方々をDLSではトレーニー「トレーニングする人」と呼んでいます)さんがコンクールに参加したいと思っても考える必要のあることですけどね。   →バレエコンクールの良し悪し →数字で見るコンクール →コンクール?スカラーシップ?留学? →うちの子本気でバレエがしたいのかしら?   誰のためのコンクール? もちろん、娘、生徒のため!! って言いたいけれど、本当にそうですか?   一度自分に正直になって考えてみてください。   「この子くらいの年齢の子たちはみんなやっているから」 「バレエをやっているのならば出ているべきって言われたから」 「出してください、と親から言われたので」 「いいお金になるから(まーこうやって公に言う人はいないと思うけどさ)」 「上達するために(自信をつけるために)必要だからと言われたので」  …

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舞台でのプレゼンテーション力を高める4つのヒント

プレゼン力。 そう言ったら日本語ではビジネス用語みたいに感じるかもしれません。   確かに「明日プレゼンがあるから」とか言ってパワーポイントを作っている合間にこの記事を読んでくれている大人バレエトレーニーさん(大人でバレエレッスンを受けている方々をDLSではトレーニー「トレーニングする人」と呼んでいます)がいるかもしれません。   (って書いて気づいた。最近の子はパワポって知っているのだろうか・・・?)   プレゼンってグーグルさんに聞いてみると 情報伝達手段の一種で、聴衆に対して情報を提示し、理解・納得を得る行為を指す なんて出てきます。 これがバレエに関係するのかしら?   ダンサーのプレゼン力というのは、コンクールの採点基準にも含まれているほど。 バレエ学校試験でも絶対に見られていますから、言葉を知らなかった人は今勉強しておきましょう。 日本語英語、と本当の英語が違うっていうのはよくあります。 ダンサーのプレゼン力 ダンサーのプレゼン力というのはなんでしょうか? プレゼンテーションする相手はオーディエンス(観客)だね。 なので観客に対して自分の踊りを表現する力の事となります。 (試験の場合は試験管、コンクールの場合はジャッジに変更されるけど)   表現力とも言われるけれど、 表現するものがなければ(役のない踊り、学校の試験、コンクールの予選)、 踊りの雰囲気や音楽の感じを伝えたり、踊る楽しさを表現したりすることを指します。   今日はプレゼン、として役柄に対する表現力とか演技力とかではなくって、バレエ学校の試験やコンクールの予選などで行われる普段のレッスン+αに使えるヒントを書いていきます。   って事は、今夜のレッスンから練習できるって事。 なのでそれぞれのヒントにレッスンヒントも付けておきました。 試してみて下さいね。…

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数字で見る日本のバレエレッスンとコンクール

  ようやくFacebookでのローザンヌ熱が冷めてきました。 もー毎日毎日、だれかがブログを書いているし、 写真はアップされてくるし。 Facebookではなくってバレエ情報誌かと思いましたよ。   ローザンヌの素敵なところ。 前にもこの記事で書きましたが、 このコンクールは本当に生徒のためを思ってくれているところ。   言語のサポートもしっかりしているし、 医療チェック、特に摂食障害についてしっかりしています。 そして有名な先生に教えてもらえるなど、 コンクールではなくって大きなセミナーみたいになっていますよね。   そしてしっかりと将来に繋がるように手配されているのも素敵。   このようなコンクール、年齢があえば絶対に試してみるべきです。 その練習だけでも、とてもいい勉強になるでしょう。   私が日本で踊っていたときと比べ、 今のコンクールの多さにびっくりします。 猫も杓子もコンクール!!   前のブログにも書きましたが、私は「意味の分からない」コンクールが嫌いです。 目的がない、というかゴールがさまだって居ないというか。   そして誰かがいつも儲かっている、というビジネスの部分を全く考えていない。 (コンクール開催者、衣装屋さん、スポンサー、そしてコンクールレッスンで儲かる先生とか。)  …

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バレエコンクールの善し悪し あなたのゴールは何ですか?

(音声で聞きたい人は一番下へ。ポッドキャスト・Youtubeで再生できます。)   先週末、メルボルン最大級のバレエコンクールファイナルが終わりました。   ballet teacher's workshopと呼ばれるこのコンクールは、 小さい子から一番上のメープルプライズ、と呼ばれる子達までカバーする大きなコンクールです。   この一番上のレベルの子達ではじめてバリエーションを踊ることができます。   そう 15歳以上で。   そのほかのレベルでは先生が振り付けした創作クラシックを踊ります。 12歳以下のレベルではトウシューズは禁止されています。   コンクールに出ることはいいことです。   舞台度胸もつくし、コンクール自体ではなく、ゴールを持って練習すること。 同じ年齢層の子達に感化されること。 自主練に責任を持ち、レッスンで習ったことのないステップも勉強。 踊りの心や観客に伝える、と言うことも勉強しますね。   発表会を毎年行うことができないような小さなスタジオの場合、とってもいい舞台経験になります。   ただ、メルボルンで大きなコンクール、 といっても世界レベルで見ればあまり意味がないコンクールです。   意味があるのは世界的に本当に大きなものだけでしょう。…

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