今すぐできるバレエスタジオコロナ対策

メルボルンの緊急事態宣言が延長されました。 理由はまだクラスターがあることと、学校がスタートしたら学校内感染が見つかったら。 シロウトの私は第二波がね、とか言っていましたが、今日聞いた専門家意見だとまだまだ第一波であるとのことでした。   日本はというと、スタジオが再開してきているようですね。 今日は、今すぐできる、無料で(もしくはかなり安く)出来るバレエスタジオ内のコロナ対策アイデアを書いてみます。 (消毒、換気、少人数制とかそういう事ではないです。それはNew Normal、当たり前なので笑)   *当たり前だけど、免責。 これをやったからといって感染「ゼロ」になるのでもなければ、「100%安全」になるわけでもないです。 ただ、忙しいバレエの先生兼スタジオ経営者の皆さんにとって、アイデアになりますように。   この前かいた、コロナから戻ってくるために気をつけたいことを書いた記事も一緒に読んでね。   バーの立ち位置&センター立ち位置のマーク SNSでDLSインストラクターの小鬼ちゃんが挙げていたアイデアなので、私のアイデアではありません。 さすが小鬼!母ちゃんは嬉しいよ、ということでシェア。   子供たちが忘れないように、バーの立ち位置やセンターの立ち位置を床にばミリしておきましょう。 久しぶりにレッスンに戻って、センターまで行くとワクワクが勝ってしまって… バーでは動かないけど、センターだとみんなくっついちゃって… などという問題を解決できます。   メルボルンでもほぼすべてのお店の入り口とレジに✖がついています。 ここに立ってね、というマーク。 大人でもそうですが、おしゃべり(携帯)に夢中だったり、急いでいたら距離を詰めてしまうことも。 簡単にできますのでお試しあれ。   スタジオの横にもマークを…

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DLSポッドキャスト epi303 レッスンがなくても上達し続ける方法

東京や北九州ではまだ収まりがついていないcovid-19。 今月のポッドキャストはコロナ関連の記事をピックアップしてお届けします。   第一弾の今日は、レッスンがなくても上達する方法について。 外出を控えるため、オンラインレッスンは引き続きしているけどレッスン数は減った… もしくは、ゆっくりとバレエに戻っている最中です、なんて人たちも聞いてみてください。   読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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レッスン後、筋肉痛にならない方法

バレエを習っている小学生から「筋肉痛にならない方法はありますか?」と質問をもらいました。 レッスンの後、筋肉痛にならない方法は… レッスンで頑張らない事です!   は? って思った方、すみません。 残念ながら今現在はそれくらいしか言えません。 何故かって? 筋肉痛(delayed onset muscle soreness 通称DOMS)はまだ原因とか分かっていないから。 (一般的に言われている事はありますが、セオリーだけで実証はされていないとか)。   ストレッチでは筋肉痛は楽にならない、っていうのは分かっているんだけど、それ以外は結構よく分かっておりません。 ストレッチと筋肉痛の繋がりは記事の一番下にいくつか論文を付けてありますので、興味があったらどうぞ。   インスタライブでも簡単に答えたけれど、ブログ記事では文献や参考書と照らしながらオタク度が高めでお送りいたします。 sorry in advance... 筋肉痛とは何なの? オーストラリアバレエ団で研修していた時にほとんどすべての治療家デスクの上に置いてあった本で、(フィジオ、マッサージ、スポーツドクターetc! シェアじゃなく1冊ずつ笑) もちろん若かりし佐藤愛も形だけ真似して買った(めちゃくちゃ高い)本、「clinical sports medicine」によると DOM develops 24-48hours…

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DLSポッドキャスト epi302 バレエ上達のアドバイスから行動まで

バレエの先生にアドバイスをもらう、お教室の先輩に相談する、ネット検索をしてみる… そのあと言われたことをやっていますか? 聞いただけで、行動に移さなかったら上達もしないし、アドバイスをくれた人にも失礼じゃない? 知識もそうだけど、アドバイスも行動にちゃんとうつして上達しましょうよ。   読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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オンラインセミナーを80時間以上やってわかったこと

  パンデミック中、来日セミナーが出来ないためオンラインセミナー祭りに変更したDLS。 昨日の大人バレエトレーニーさん(大人でバレエレッスンを受けている方々をDLSではトレーニー「トレーニングする人」と呼んでいます)のクラスをもってして、4月から行われてきたオンラインセミナーが終了しました。 まー正確に言うと、3月からインスタライブもたくさんやっていたので、それを入れるとオンラインを100時間以上になるんだけど、有料クラスだけを数えたら 合計80時間以上 参加者約600人 35都道府県、7か国 からの参加をいただきました。   オンラインのポテンシャルってすごくない!? ってことで今回学んだことを赤裸々日記の代わりにシェアしていきたいと思います。   勉強に年齢や留学歴は関係ない 今までのDLSセミナーでは年齢に関して厳しく分けていました。 理由は簡単で、ポワントクラスを勉強してほしい子供たちの年齢、テクニックやレッスン量で気をつけたいことなどがあるから。 スポーツ医学で言われる、10歳以下はスポーツに特化しすぎた練習をすると怪我のリスクが高くなるというのも配慮しています。   でも、オンラインセミナーは座学。 勉強しすぎでもケガしない…笑   クラスに参加できるかどうか、学びが大きい時間になるかどうかは 今までどれくらい勉強してきたか?(知識の蓄積) 呑み込みがどれくらいのスピードでできるか?(理解力) クラス内容「だけ」でなくほかの人の質問などから学べるか?(応用力) が影響してくるのがよくわかりました。   例えば同じクラスでも 17歳、海外留学していてコロナで一時帰国中の子はすごく勉強になった 19歳、海外留学している子は「すでに知っている内容」だった と言っていました。…

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DLSポッドキャスト epi301 考えないで行動、から卒業しよう

ニュースに取り上げられているから、周りの子たちがやっているから、雑誌に書いてあるから… それってすべてが事実なんでしょうか? 男の子がバレエをしても、肌の色が違うダンサーやピンク以外のポワントシューズが存在してもいいんだよね? 国籍と人種は違うんだよ…? 自分の中にある固定観念に気づくためのエピソードです。   読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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コロナ休みからスタジオに戻ってくるときに

  みんなが楽しみにしているレッスン再開。 バレエの先生方も換気や消毒などを徹底してレッスン再開の準備をしているようですし、 友達に会える、体を動かせるという今までは「当たり前」だったことのありがたみが増えていることでしょう! (すぐ忘れるだろうけどね…笑)   でも、ダンサーの怪我、という目線からは大きな注意が必要です。 今日のブログではそのエリアをお話していきましょう。 ちょっと難しいし、長くなってしまうけど、バレエ教師やバレエママさんへのガイドラインになりますように。 (読むのが面倒な人は途中の「どんな風にレッスンに戻るべき?」から読んでも可) 子供の体力はすこぶる落ちている いくら少人数を徹底しても、(感染防止には役に立つかもしれないけど)生徒の体力には関係ございません。 今までオンラインでレッスン毎日していたもん!といっても体力「維持」をしていたのではありません。(体力が落ちるのをスローに食い止めていたくらいです)   3月では98%を超える小中学校がお休みになり、この記事を準備している今ではまだ、ほとんどの学校は再開されていません(5月16日)。 2か月レッスンに行かなかった、だけではなく 通学、学校内の移動という運動がなかった 授業中、座っているという姿勢維持もしていなかった ということを忘れないでください。   たとえ、お家でエクササイズしてても終わったらソファーにドカっと座りますね。 おうちで勉強していたとしても、学校のように周りに人がないから、デローンとしていても問題ないわけよ。 休憩時間は床に寝っ転がれるし。 学校でも姿勢は悪いかもしれないけど、周りの目っていうのと、休憩時間に床にはいないだろうからね。   そういった、普通の生活の体力が落ちていて 朝起きてこない、夜遅くまでダラダラしている(生活習慣の乱れ) 姿勢維持もできない(基礎体力、筋力の著しい低下)   という子たちが、…

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DLSポッドキャスト epi300 祝300エピソード!オンラインセミナー裏話

祝300エピソード! お祝いとして、恒例になっているDLSの裏のボス、ひとみさんに来てもらいました。 来日がキャンセルされたり、無料ライブ、オンラインセミナーを追加したりなど、この1か月が今まで以上にバタバタしていたDLSオフィスですが、どんな感じだったのか知りたい人はどうぞ♡     スクリプト みなさんこんにちは、DLSポッドキャストへようこそ、佐藤愛です。お元気ですか? DLSポッドキャストはプロの現場から健康なダンス生活を応援する情報サイト、ダンサーズライフサポートドットコムのブログ音声バージョンプラス ポッドキャストだけの裏話などを毎週金曜日にお送りしています。   ついにDLSポッドキャストもエピソード300に到達しました! 2014年8月、DLS2年目を記念して始めたポッドキャストなんですが、 一日1エピソードを聞いていたとしても約1年。そんなに長い間私の声を聴いている人も少ないんではないでしょうか。 ぜひ、300回おめでとうメールをhello@dancerslifesupport.com に送っていただく際は、 いつからポッドキャストを聞いているよ、という歴史と、どこで聞いてるよ、というのを教えてくださいませ。   さて、今日は恒例になりつつあるゲストの登場でございます。 彼女が最初にポッドキャストに登場したのは2018年のエピソード200、そのあと2019年のエピソード272、そして2020年の今回エピソード300での登場ですね。 まだそちらのエピソードを聞いていない人はどうぞ、戻って聞いてみてね。   ということで、One and only、DLSを裏から支えてくれている縁の下の力もち、ひとみさんです。 いらっしゃいませ、というかお帰りなさいませ。 ひとみ: ただいまー。DLSスタッフのひとみです。300エピソード、おめでとうございます!   愛:DLSスタッフ歴は2年以上ですが、今年からはれてフルタイムという名の毎日DLS漬けの生活を送ってくださっていますがいかがですか? ひとみ:フルタイムになる前のパートタイムのころは、自分の本業のためにDLSのお仕事をお手伝いしていた、という感じでしたが、 今は完全にDLSのお仕事オンリーになったので、自分で回していかなくちゃ!という気持ちにスイッチしましたね。 それと同時に、他の事を考えずにDLSの仕事だけに没頭できるなんて、なんて素晴らしいんだ!と噛み締める日々です。…

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何度注意しても出来ない生徒の攻略法

突然ですが、昨日の夜は何食べましたか? おとといの夜は? 1週間前の晩御飯、覚えてますか?   1週間前の晩御飯はカレーをたべて、 次の日もカレーで、その次の日はカレーうどんで・・・って人と、食事日記をつけている人は置いておいて、 多くの人は1週間分の晩御飯の献立をすべて記憶してるって、できないと思います。   もし、あなたのクラスに、3年も4年もレッスンに通ってくれてて、 「いつも同じこと注意してるのに、ぜんぜんよくならないんです」 って生徒がいた場合。 「もう、言いたくありません!」ってなる気持ちは分かります。   確かに同じ注意をクラスの中でずっと言い続けるって、言ってる方にとっては苦痛ですよね。   でもね、例えば「今」の自分が生徒になったとして、 レッスンの注意を10個されたら、10個覚えておくことってできますか?   (バレエに関する)記憶力はいいほうだって勝手に思っている私でも無理です。 やろうと努力はしますよ。 でも、1個ずつ順番に直してるうちにアンシェヌマン終わっちゃうでしょ?   軸の大腿方形筋の意識を常に持っていたら、動かしている方のつま先は抜けるし、 上半身を大きく使おうとしたら、胸椎7番から動かす、っていうのが出来なくなる。   体の事を知っていて、バレエの基礎を知っている私でも、です。 だって体に入っていないから。 頭で分かっても、体で出来ないって事。 同じ注意を繰り返す 解剖学ではなくて教育法だったり、運動生理学の分野になるのかもしれないけれど、…

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摂食障害から克服するために知っておきたい事 DLSポッドキャスト epi299

無理なダイエットのため摂食障害になってしまったダンサー。 少しずつ食べられるようになったけれど、食事が楽しくもないし「食べなければいけない」という作業になってしまいました。 そんな質問を、ダンサーの摂食障害スペシャリスト、染原ふみさんにお聞きした、プリエ本先行予約イベントの音声抜粋をお届けします。 バレエに携わる人達は、摂食障害への理解を持ってほしいなと思います。     聞きたい人はこちらから   スクリプト 私は前にすごいダイエットをして1年前は夏にそれが原因で膝を疲労骨折してしまって。 でもふみさんのブログに出会って、教室の先生からも食べることの大切さを教えてもらって食べてはいるんですけど、 食べることが作業みたいになってしまって今全然楽しくないです。 これは自分でもあまり良くないことだなとわかってるけど相談するのもあまりできなくて。   他の子の食べるのが楽しくないっていうのは誰かに相談して解決することなのかな?というのが1つと、 これは今踊っているときに起こることなんですけど、体力が持たなくて長い時間踊っていると、 踊ってる途中でお腹が空いてしまうから軽食を挟むんですけど、その軽食を食べると貧血みたいになってしまって少しふらっとすることがあって。 これは踊る前にもっといっぱい食べて踊ってる途中に食べないようにするのがいいのか、それとも途中でも食べていいからその貧血にならないように食べた方がいいのか?質問です。   <ふみさん回答> 相談してくれてありがとうございます。 多分すごく悩んだし、周りは多分私みたいな悩み持ってないだろうな、みんな楽しか食べてるんだろうなっていうのが頭の中ですごくグルグルしていたと思うから、 今日はそれを表に出してくれてありがとうございました。   残念ながら腸は筋肉と同じで、というかほとんどが筋肉でできています。 ダイエットとかをすると長期間ウェイトトレーニングお休みするのと同じで、きちんと食べ物を消化する、気持ちよく消化するっていう力が弱くなります。 でもお休みした後にちょっとずつ、急に100キロ持ち上げようっていうのは逆に、筋肉が痛くなって怪我しちゃうけど、 少しずつ数キロずつ頑張ってみようっていうふうにコツコツしたら強くなるのと同じで、毎日コツコツ定期的に食べるようにすることで、この胃腸系の筋肉はきちんと働きが戻ってきます。   どれくらいの期間ダイエットしてたかによるけど、1年から3年くらいの間で元どおりになります。…

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