厳しいレッスンじゃないと上達しない?

伝統あるクラシックバレエ。 先生に怒鳴られながら、体中の痛みを押し殺し、毎日夜遅くまでのレッスンを乗り越えてきた人だけがプロとして舞台の上で輝ける… と思っている方は、この記事を読んで考え方を改めましょう。   臨床心理学のエビデンスをベースに、生徒が上達するレッスンについて考えていきましょう。   厳しいレッスンじゃないと上達しないのか? 厳しいレッスンが必要な時もあります。 が! 怖いレッスンは上達を妨げます。     怖い=恐怖や不安を引き起こすことを表現する単語 厳しい=物事や状況が非常に厳格であることや、要求や規則が厳しく守られることを示す単語   安全の為にも、規律を守ることは大切だし、 徹底した基礎への要求はバレエスタジオに必要です。   でも 失敗すると怒鳴られる ケガの事を伝えたら怒られる レッスン中に露骨に無視される という心理的状態で「しか」練習出来ない場合、 その環境でアーティストは育つのでしょうか?   答えはNOです。     恐怖を感じる環境ではダンサーは育たない  …

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上達してない…と思っているダンサーへ

2021年春のオンラインセミナーも終了し、3月から始まったボディコンサークルも順調に2グループ目が出来ました。   こうやって周りの人達が勉強している様子をSNSにアップしていたり、 新しく学んだ知識と共に指導の方向転換をしていたりするのを見ているときに 「私、上達してないじゃん…」 と思っている人もいるかもしれません。   もしかしたら、日々のレッスンの中で言われた注意通りに動けなくて やっぱり才能ないのかなぁ…なんて思っている人もいるかもしれませんよね。   今日のブログは上達が目に見えない時に読んでほしいことを書きました。 バレエ解剖学ではないけれど、とても大事な事だと思うので是非読んでみてください。 (読みやすいように軽く書いたけど、話口調の文章が嫌いな人はUターンしてくださいませ。お疲れ様でした) 良くわからない、は上達している証拠 「よくわかりませんでした」 「いまいち理解できていません」 という言葉を聞くたびに、おめでとう!と言ってあげたい子たちはたくさんいます。   学びには4つのステップがある、と言われるのね。 これはスタンスWSやターンアウトWSでも資料に載せてあります。 (もっと知りたい人やリソースは英語のwikiにリンクツリーがあります)   unconscious imcompetence(出来ないことも分かってないよ) ↓ conscious incometence(考えてるけど出来ないよ…) ↓ conscious competence(考えてれば出来るよ)…

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