買った参考書を活用しよう!

DLSをフォローしてくれている人達は勉強熱心な方々が多いと思うのですが、そうすると本棚にたくさん並ぶバレエの参考書。 みなさん、ちゃんと使ってます? それとも買ったまま、最初の方をちらっと読んだまま、になってません?   今日は、そんな100%活用されていない参考書をどうやったらお金を払った分(高いよねー参考書)使ってあげる方法を考えてみました。 教師のためのバレエ解剖学講座の参考書 DLSの教師のためのバレエ解剖学講座では、「Anatomy of Movement」という本を参考書として使わせていただいています。 日本語版も出ているの知ってるけど、敢えて英語版を買ってもらってるのは、 私が意地悪をしている訳でもないし、アマゾンのアフェリエイトでお金儲けしようとしているわけでもないです。   *余談。 DLSで本などを紹介する場合、アマゾンのアフェリエイトリンクを使っています。 皆さんには1銭も負担はないけど、紹介料として売上げの3%がDLSに入ります・・・ええ、30円くらいです・・・ それでFBライブ用の三脚を買ったり、セミナーで皆さんにつけてもらう名札を購入したりと、DLS運営に使わせてもらっています!どうもありがとうございます! それが嫌って人はどうぞ!リンクを使わずに検索バーで本の名前をチェックすれば問題ないですよ!   たくさんバレエ系、解剖学系の参考書を持っている私が厳選して選んだの。 その理由トップ3はこちら。 筋肉、骨のイラストだけでなく、動きのイラストも入っていて分かりやすい 体のすべてのエリアがまんべんなく入っている ペーパーバックなので重すぎない   私の好きな道具をご紹介したブログでも書きましたが、私が何かを選ぶとき、1つのことしか出来なかったらあんまり意味がないと思ってるのね。 だから参考書も、足だけ詳しく書いてありまーす!「だけ」だったらあまり意味がない気がする。 もちろん、それだけ!勉強したい人にはいいけど、それはかなり上級者向けですよ。   初心者=体全体の基礎的な理解が出来る バレエダンサー系=ビジュアルで覚えるのが得意だから、イラスト豊富がよい…

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余裕がないけど、自信があるように見せる方法

「余裕がないけど、あるように見せたい」 こんなつぶやきをツイッターで見つけました。   おおっ!と思って飛びついちゃった! だって、オーディションや発表会など人に見られる職業のダンサーは自信があるように見せるってすごく大事じゃない? もちろん、いきなり代役で舞台に立たなければいけないって事態もあるかもしれませんよね。   この前、インスタでロイヤルのお友達ダンサーがアップしていたのを見ました。 ロイヤルのジゼルシーズン。 今日は舞台がないからって、お家に帰ってたのに電話がかかってきて、急なケガでジゼル2幕のアルブレヒトを踊るために劇場に戻った。 オシポバとはいつものパートナーではないようで、リハをしていたかどうか?は書いていなかったけど、舞台をやり遂げることができてほっとしている。 という趣向のアップでした。   ね、いくら自信がなくても1幕を見終わった観客があなたを、そして物語の続きを待っている可能性があるってこと。 そしてこれがプロの世界。 舞台は生ものですから、「今は余裕がないからむりー」「今日はついてなーい」なんて言ってられないのでございます。   これらのエリアは教師のためのバレエ解剖学講座モジュール3でお話しているんですが、かなりやる気と根気のある教師でないと参加すらできないDLSの裏メニューみたいなものなので、 今日はそこからいくつかご紹介しましょう。   ボディランゲージが人を作る Amy Cuddyという社会心理学者がTedトークでお話していましたが(日本語訳もついていたのでリンクを貼っておきますね!見る価値がありますよ)割り箸を加えて笑顔の「ふり」をするだけで楽しくなれるんだそう。   そして研究では 1)力強いポーズVS無力のポーズ を2分間キープしてもらう 2)唾液のサンプル(ストレスホルモンのレベルを確認するため)とギャンブルをやってもらうなどの実験 とやってもらったら、結果として 支配性ホルモンであるテストストロンが 力強いポーズの人20%アップ、弱いポーズの人は10%ダウン。 ストレスホルモンであるコルチゾールは 力強いポーズの人25%ダウン、弱いポーズは15%アップ…

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DLSポッドキャスト epi188 治療「だけ」じゃ痛みなく踊れるようになりません!

                            整体の先生に見てもらった後は痛くない。 マッサージしたら大丈夫。 だけど踊り始めたらまたイタイ。   ダンサーのケガの根本はレッスン中の使い方から来ているケースが殆ど。 そこを治さないといくら治療にお金と時間を注いでも痛みなく踊れるようにはなりません。   読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから   !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!…

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先生がストレッチを強制します

DLSブログには、そして私の元には時々すごく悲しいメールが来ます。 整体の先生に「バレエむきでない体だから諦めたら」と言われた子。 整体よ? 彼に何がわかるっていうんでしょうね、そして分かっていても、それをいう職業ではなく100%余計なお世話だって気づかないんでしょうね。 (日本が告訴の国だったら、その人大変よ???)   バレエ学校でのいじめ、摂食障害、バレエをやめなきゃいけなかったケガなど・・・・ 今日の質問も悲しいメールの一つです。   ウォームアップをすることで、レッスンで体がしっかり動かせるということが冬期バレエ講習会で分かりました。 しかしお教室では、バーレッスンの前に、ストレッチをします。(先生のカウントで) せっかくウォームアップをしても温まった状態でレッスンを始められません。 こういう場合は、どうしたらいいですか? ちなみに今は、1番目のアンシェルマンの振り付けを先生が写している間にカフライズをしています。 なぜ「強制」なのか? まず、エクササイズもそうですがストレッチは特に「全員が全員これ!」ってのはありません。 だよね? 軸のひざが伸びない、っていう記事でも説明したけど、何かができないという事の裏には100通りの解決法があるはずです。 だからみんなが皆、同じことをすべきか?といわれたら難しいところがあります。   確かに、私たちの生活は似ているので(椅子に座る、下を向いて勉強、スマホ、重い学校のバック)なので同じようなエリアが硬くなる事はあります。   ただね、生徒達が「強制」という意味の言葉を使う場合、彼らは そのストレッチの理由を説明されていない そのストレッチの効果が分からない そのストレッチが痛い、気持ち悪い、外れそう、なのにやらされている という時。   冬期バレエ講習会で、胸椎の回旋(膝付き、胸に手を当てて、天井をみる!)っていうエクササイズしたの覚えてます? あれは動きながら伸ばす、動的ストレッチ。…

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バレエ教師がエクササイズ指導をするべきか?

タイトル通りのことを今日は考えていきましょうよ。 「バレエレッスンにエクササイズは必要か?」と言い換えてもいいよね。   つまりトレーナーさんに任せるのではなく、スタジオでフロアエクササイズを指導したり、ストレッチを指導すべきか?ってところ。 大御所系バレエ学校のエクササイズクラス ここでいう大御所ってのはワールドバレエデイとかに出るレベルって事ね。 YouTubeを見て分かるように、レッスン前後に先生がエクササイズを指導しておりません! ただ、どのフルタイムのバレエ学校でもエクササイズクラス(ピラティス、フロアバレエ、フィットネス・・・呼び方はどうでもいい)はあります。 そしてそこでは、それ専門の先生が指導しております。(私がその一人です)   これだけを見ていると、 トレーニング、エクササイズは必須科目の一つ だけれど、 バレエの先生が指導しなくてもいい という背景が見えますよね。   ちなみにカンパニーダンサーがトレーニングしている風景を見たり、インスタにアップされたりしているのを見ると、 彼らはエクササイズ「も」指導されてきている。 だが、レッスンの中ではやっていなかった、というのが見えるはずです。 日本のスタジオのエクササイズ指導は? ここがポイントでしょう。 みんなが皆、大きなバレエ学校で何人もの教師を構えているわけではないですからねー   スタジオで指導しているのはバレエであって、プロを目指すように毎日5-6時間踊っていなかったら。 コンテや創作、その他の体の使い方が違うクラスを受けなかったら。 試験でフィットネスがチェックされるのでなければ。 バレエの先生がエクササイズを指導する必要は全くもってないと私は思います。   何度もブログで書いていますし、セミナーでもお話していますが、 バレエは結局、最終的にはバレエレッスンの中で上達します。…

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DLSポッドキャスト epi 187 エクササイズとレッスンをまぜるときの注意

    よりよく踊れるように、ウォームアップとして、エクササイズをレッスンに導入したい! そういう時、どのようにアレンジしたら一番効果的なのか、そして注意点を知りたいですよね。 レッスンのフローや、生徒の理解力なども計算にいれてあげる必要が出てきますので、いくつかバージョンを作ってみました。   読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから   !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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思ったように上達しない時に考えてほしいこと

伸び悩みの質問に答えた記事の後、うちの生徒だったらどうしようか?という事を考えていました。   簡単に復習すると 伸び悩み=「思うように向上・成長せずにいるさま、一定程度で停滞しているさま」 ということで、つまりは 自分が考えている成長と現実とのひずみがある場合に伸び悩みになる ということ。   この前の記事では「漠然と上手になりたい、と考えるだけでは伸び悩むだろう」って事で、 ゴール設定の見直しや何を基準として上達を測っているのか?を考えました。 また、今できない事に集中している=上達する努力ではないという事もガツンと考えました。   元記事にはいい事かいてありますからね、是非ダイジェスト版だけでなくそっちも読んでください。 (ただし鬼モードの佐藤愛が嫌いな人はやめておこう)   今日はその続き。 ゴール設定ができた。 何を基準としているのかも分かった。 ただ、それでも成長が止まっちゃうときがあるんだよ・・・ という人、つまり前回の記事の内容を全て考えてくれて、行動を起こしてくれた人達への続編って事で書いていきます。 トレーニングの法則を思い出そう! 2016年の記事(すごく古く感じるねー・・・)で「鬼の愛とオーバーロードの原則」ってのがあります。   これは超負荷の原則とも呼ばれるトレーニング界の言葉で、強くなるには負荷をかけなければいけないっていう事を表しています。 ただし、それとペアで考えてほしい原則が漸進性の原則=少しずつ難易度を上げるとケガをしない、っていう事ね。   この前と同じように、つま先が伸びない!っていう悩みを例にとりましょうか。 年齢に、もしくはバレエ歴に合わせたレッスンをしっかりと指導してもらっていればこの法則(原則)たちは絶対に含まれています。   初心者や幼い子達の場合、つま先をコツコツと、だけど少しずつ負荷をかけて育てるためにレッスンは作られています。…

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スタジオ外のバレエワークショップに挑む前に

バレエワークショップ。 外部の講習会や、スタジオにゲストの先生が来てくれるとか、そういうシチュエーションで絶対に!考えておかなければいけない事があります。 そして、毎回日本でセミナーを行う度に、そういうバレエ界のマナーのようなことをスタジオ内で教えてもらっていないダンサーが多いのも気になってますし、たくさん質問もきます(特にセミナー前に!)   ある程度の年齢のダンサーは知っていて当たり前なので、今日は子供たち向け、そして親向けに書いてみましょう。 (10代後半、オーディションなんかを考えている子達であれば、そして大人だったら知ってなきゃいけないですからね! こっそり隠れてこの記事を読んで、メモをとっておきましょうか) ワークショップの素敵なところ いい先生(憧れの人)のクラスが受講できる! 知りたかった内容が勉強できる! とか「当たり前の良さ」はとりはらって、ただ単純に「外部ワークショップ」としてお話していきますね。   結論から言うと、外部のワークショップは素晴らしい経験になります。 いつもの先生やお教室と違ったところで踊るという経験は、たとえ同じレッスンを同じ注意を言われながらやっていても新鮮に感じるんです。 環境が変わるという事自体がチャレンジになるってことね。   そして同じような年齢の他の子達と出会えるのも大事。 そこでBBF(Best Friend Foever!若い子の言葉を真似してみました笑)になってラインで繋がらなくても、周りから刺激というものは受けます。   スタジオでもお友達というのはいるのですが、スタジオの風習というのがどうしても存在します。 いつもの仲良しグループ、だったり上下関係ができているのも事実。 学校でもそうだよね。 そういうのが全くない外部セミナーでは、周りを見るだけでなく、自分を見つめるいい機会になるんです。   DLSだけではないですが、エクササイズやトレーニングのセミナ―の場合、いつもの悩みが解決するとか、先生に聞けないことが分かったとかもありますし、 ワークショップは経験、自信をつける、周りを見るというだけでなく、 知識を得る 知りたいことを勉強する…

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DLSポッドキャスト epi 186 FBライブ音声ご紹介 その2

  先週のポッドキャストに引き続き、今週もFBライブからの音声をピックアップしてみました。 今回は明日から申込みができる東京ボディコンディショニングとバレエスタンスについての質問たちです。   FBライブビデオ その1(クリックするとFBページに飛びます) FBライブビデオ その2(クリックするとFBページに飛びます)   聞きたい人はこちらから !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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伸び悩み対処法

最近、ブログのコメントに若いダンサーたちがすっごくいいコメントを残してくれています。 嬉しいし、真剣なのが見えるから真剣に(ということは鬼の愛モードで)お返事したり、一緒に考えたりしています。   今日の質問はあまりにも素晴らしかったのでブログにもとり上げようと思いました。 まずは彼女からの質問ね。   初めまして。中学3年生。バレエ歴は11年目です。 私は沢山努力をして居残りレッスンもしています。 それでも納得いくような踊りができません。 いわゆる伸び悩みの時期です。 そんな自分が許せなくて泣きながらレッスンをしたりしています。 伸び悩みはどうしたらよくなっていきますか? 伸び悩みとはなんだ? メールを貰ったときのお返事ではこのように私は返しました。 ↓ 「いわゆる伸び悩み」って書いてありますがそういう時期があるというのは私は(巷で言われるけど、科学的には)分かりません。 誰に伸び悩みって言われたの?自分で決めちゃったの??   分かりません、って私セミナ―でもブログでもよくやるんだけど、分からなかったら分かりません、って言います笑 切羽詰まっている感じだったから早く返信してあげようと思ったのだけど、その後リサーチしてみました。   伸び悩みとは?と辞書で見てみると 三省堂 大辞林では「伸び悩むこと」と一言。 おいっっっ!!んな事わかっとるわ。   気を取りなおして。 日本語活用形辞書では「ま行五段活用の動詞「伸び悩む」の連用形、あるいはそれが名詞化したもの。 ・・・ ふーん。ありがとーございました。  …

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