ダンサーのケガ:コンパートメント症候群

コンパートメント症候群なんて言葉を聞いたことがありますか? あんまりないかな? じゃ、シンスプリントは??   これは結構あるでしょう。 急に腰が痛くなった=ぎっくり腰、足首ひねった=捻挫とかと同じように、脛が痛い=シンスプリントだね、って言われる(と書いて、誤診とも読む。)事の多いケガです。   言葉通り、シン=shin=脛ってことで脛の痛みを指すのね。 だけど、よーくみると、しっかりと診断するとこのシンスプリントだって本当は様々な他のケガである事があるんですよ。 よく間違えられるのが、コンパートメント症候群。 なので今日はこの部分をお話していきたいと思います。   コンパートメント=区画 コンパートメント(compartment)って言葉は区画とかの意味がありますが、ここでは「筋膜などで分けられた4つのお部屋」って事だと思って下さい。 解剖学的には筋区画なんて呼ぶことがありますが・・・まー文字通りでしょ?   脛(ひざ下)には 前部 外側 深後部 浅後部 って4つのお部屋があります。 文字通り脛の骨の前、外側、後ろ側の浅い部分と深い部分、って事ね。   そのお部屋に住んでいる住人マッスルたちは、というと 前部・・・前脛骨筋、長母指伸筋(EDL),  長趾伸筋(EHL), 第三腓骨筋(ちっちゃい奴) 外側・・・長腓骨筋, 短腓骨筋…

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嫉妬心を味方につけて踊ろう!

*この記事は2017年に書かれた記事を最新の情報ともらった質問に合わせて大幅加筆修正しました。   今日は解剖学ではなく心のエクササイズについてお話しようと思います。  お題は「嫉妬心」。 ダンサーだったら感じた事のある感情だと思うし、演技する事もあると思うので脳科学の面から理解を深めていきましょう。   嫉妬ってそもそもなに? DLS歴が長い人はご存知の様に、まずはdefinition=定義づけから始めることで皆が同じ言葉の「意味」を理解できるようにしましょうか。   デジタル大辞泉によると嫉妬とは、以下の2種類意味があるそうです。   自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと 自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。   1番の方がバレエスタジオでは見られやすいですよね。 いい役に選ばれた友達に嫉妬する感情とか、コンクールで自分だけ予選通過できなかったときの感情とかそういうやつ。   でも2番も結構あるんです。 愛する人っていうのはちょっとオーバーかもしれないけれど、尊敬している先生が贔屓にしている生徒とか、 いつもレッスンでしっかり見てもらえるOOちゃんとかそういうやつ。   嫉妬した時ってどうなってるの? 自分より優れた人がいいなぁーと思う気持ち、先生に贔屓されててずるいなーと思う気持ち。 それだけだったら大きな害はないと思うでしょ? でもそうじゃないんですよね。   2009年に米国科学誌「Science」に掲載された脳科学の研究によると   身体の痛みに関係する前部帯状回が心の痛みである“妬み”にも関与している と分かったそうです。…

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DLSポッドキャスト epi175 踊りのザツなダンサーの特徴

飛べるし回れる。だけどなんだか踊りがザツ。 品がない、バラバラに見える・・・   そんなダンサーの特徴と、どうやったら直すことができるか?を考えてみました。 パッと見上手に見えちゃうし、先生によっては注意する場所が分からない人もいるのですが、 オーディションやビデオ、写真では大きな差が出てしまう部分ですから勉強しておいて損はないですよ。   読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから         !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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有酸素運動とバレエ

心肺機能、これどうやってみなさん読みます? 私はね、いつもしんはいきのう、って言っていたんですよ。そしたら、これはしんぱいきのう、って読むんですよってポッドキャストリスナーさんからメールをもらいました。   メールでも「ブログで体系、ってありますが、体型ですよ」って教えてもらったこともあります。 こうやって佐藤愛の語彙力は皆様にサポートされて伸びてゆくのです・・・   さて! 今日はその、心肺機能について。 日本語では有酸素運動って呼ばれるやつですね。   有酸素運動の定義は 好気的代謝によってヘモグロビンを得るため長時間継続可能な軽度または中程度の負荷の運動をいう なんですって。   普段普通にスタジオでレッスンをしているだけだけど、発表会があります、とか留学を考えています、とかの子達は心配したほうがいいエリアですよ。 (わかった???????親父ギャグすぎる?)   有酸素運動って痩せるための運動じゃないよ ここでお話したいのはそういう事じゃないんだ。 どちらかっていったら、筋トレみたいな方が体型作りには向いているし、早く結果がでるから、昔みたいに有酸素運動=痩せます!ではございません。 (食事の方が大事だしさ)   そして、30分やったらOKとかでもないです。 なぜかって、さっきの定義で見て分かるけど、「長時間継続可能な軽度または中程度の負荷」って曖昧なんですよ。 週に1度しか運動をしない大人バレエトレーニーさん(大人でバレエレッスンを受けている方々をDLSではトレーニー「トレーニングする人」と呼んでいます) VS プロを目指している留学中の子 だったら、「長時間継続可能な軽度または中程度の負荷」がぜーんぜん違いますでしょ?   ここは、セミナーやバレエ学校なんかでもよく言います。…

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DLSポッドキャスト epi174 アキレス腱に力を入れる?入れない?

アキレス腱に力をいれないでつま先が伸ばせません・・・ っていう質問や、どうやったら抜けますか?っていう声を聞くんですが、私が知っている限りでは関係ありません!(実際にバレエ団でダンサーのケガを研究している人にも聞きました) 理由や、逆につま先を伸ばす時に考えたい事を説明してみたので聞いてみて下さいね。   読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから         !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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アラベスクで軸のひざが緩む子

ちょっと前に、「軸のひざが緩む子」というテーマでデヴァンの軸のひざが緩む子について説明してみました。 途中で飽きたんだけど笑 FBコメントで続きを!という声を戴いたので頑張りました! →パート1 →パート2   そこでは、ただ、ひざ裏を伸ばしなさーい!じゃないところにヒントが隠されていて、 軸のハムストリングが硬い ひざ裏が硬い 軸足のヒップフレクサーが硬い 軸足の大腿四頭筋が硬い 軸足の大腿四頭筋が弱い 骨盤が引きあがっていない 骨盤がコントロールされていない 膝を伸ばす感覚が分かっていない とこーんなに長いリストの原因があるかもしれないよーとお話しました。   今日はアラベスク(デリエールポジション)で同じ事を見ていきましょう。   デヴァンVSデリエール なんでデリエールポジションは別に書かなければいけないか?というと骨盤の動きが全く違うからです。 デヴァンの時、骨盤は少し後傾、つまりタックちゃんになります。 デリエールの時、骨盤はかなーり前傾、つまりダックちゃんになります。   これはね、骨盤ってひざの動きにすごく影響を与えるンですよ。 まぁパート1と2に分けてこの前細かく説明したから大丈夫かなとは思うのですが、簡単に(解剖学抜きで!)説明すると ひざかっくんをしてみよう!になります笑   ひざかっくんするとさ、骨盤後傾するでしょ? つまり、ひざにつられて、坐骨が前に抜けて、お尻が後ろにさがるっていうのかな? 分かんなかったらひざかっくんしてみましょう笑…

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DLS教師のためのバレエ解剖学を分析!

DLSでは「教師のためのバレエ解剖学講座」っていうセミナーを年に数回行っています。 いつもは驚くほど早く売り切れてしまって、説明している時間がないのですが、こちらでお話してみます。 バレエ教師が解剖学を知っている必要がある理由 ナンバー1はもちろん、体の動きを指導する人だから。 確かに、ワガノワバレエのように、 厳しい身体テストを経て その学校で何年も練習を重ね 選ばれて舞台に立ち その後指導者になって母校に戻ってくる・・・ という訓練をした人は必要要らないかもしれません。   だって、指導している相手はケガしづらい体だろうし、毎日決まったトレーニング(レッスン)をこなしている。 そして、ケガだけでなく、テクニックや体型などで毎年どんどん落とされていき、 生き残った人で選ばれた人がプロの世界にいく・・・   同じようにトレーニングをしてきたバレエミストレスたちとリハーサルを行い、 母校でその経験を指導する、となれば「経験」が指導で来てしまう部分が多いと思います。 →ロシア人だからターンアウトができるのか?     でも日本のバレエスタジオではそうはいきませんよね。 体型審査があるスタジオなんて聞いたことがないし、バレエをはじめる年齢もバラバラ。 同じ年齢の中にも週に1度しか来ない子や3回習っている子。   他の習い事や普通の学校とのスケジュール管理、修学旅行や受験で休んでしまう。 それだけでなく、ケガ(バレエとは関係のないものも含め!)や、発表会前とそうでない時の練習量の差など。 本当に色々なことを考えなければいけないのが、日本のバレエ指導者です。   忘れてはいけないのは、大人バレエトレーニーさん(大人でバレエレッスンを受けている方々をDLSではトレーニー「トレーニングする人」と呼んでいます)さんだったり、 ブランクがあって戻ってきたダンサーたち。…

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DLSポッドキャスト epi173 脚が太いからターンアウトが出来ない?

なんだかバレエ界では(非常に残念ですけど!!)時々あたかも当たり前のように言われるこのセリフですが、 解剖学的に見ていくと本当にそうなのかどうか?が分かってきます。 特にこのような言葉をかけるのは先生ですから、バレエ教師はしっかりと解剖学を勉強しておいてくださいね!   読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから         !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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Self Pityという甘い壺

Self-Pity(セルフピティ)って言葉聞いたことあります? これね、日本語に訳すると自己憐憫(じこれんびん)って言うらしいです。 でもさ、漢字の方が難しいよねー   Self Pityというのを辞書で引いてみると、「自分のくるしみ(わがままな場合が多い)に対して悲しむこと」と出てきます。 自己憐憫の方を辞書で引いてみると、「自分で自分を可哀想だと思うこと」だと出てきます。   そういう感情です。 つまりね、いい感情か、悪い感情か、と言われたら悪い方。 しかも自分がベースなので、自分で変えられる=自分しか変えることができない 感情です。   怒られたとき、上手く行かなかった時、ケガしている時などによく顔を出します。   私、こんなに頑張っているのに誰も認めてくれないのねっっ! 失敗したのは私のせいじゃないのに、怒られちゃって可哀想な私っっ! ケガして踊れないなんて、人生最低だわーーーーーー!!   こういうのをSelf Pittyというって事です。 私が殴りたくなる人種の事を指します。   被害者だと思いこむこと 確かに!確かにさー、世の中理不尽なことはたくさんありますよ。 それは大人になれば(=この世の中で生きている時間が長くなれば)なるほど、感じます。 1か月以上前に言っておいた「この日、働けません」というので逆切れされるとか ボスの間違いなのに自分の責任みたいに言われたとか。 生徒のことを思って言っているのに、その親から怒鳴られるとか笑→笑えないね   そういう事はよくある事です。…

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脳の成長から考えた積極的テクニック上達

  なんだかカッコいいタイトルになってしまいましたねー でもそんなにかっこよくはないよ、ごめんね。   今日は前に書いたダンサーのポジティブに関する記事をもう少し掘り下げて、しかも脳の成長も一緒に考えてみよう!という壮大なテーマを掲げてみました。   私の考えるポジティブってのは「積極的」という意味。 つまり自ら進んで物事を行うという力。 そして、これは力なので育てていかなければいけません。 詳しくは元記事を読んで下さい。   逆に自分から考えられないダンサーの事を、私はロボットダンサーって呼びます。 これも記事に書いたけれど、言われたことをただやる、っていう一見いい生徒ちゃんって感じのダンサーの事。 でも自分で考えて、自分で行動する、そして反省する・・・ そういう力がなければダンサーとして成功することは出来ないと思う。 こっちが気になったらロボットダンサーになるな!って記事を読んで下さいね。     ダンサーに必要な「聞く」力 ダンサーの仕事は「聞く」という脳力がすごく大事になってきます。 レッスンの注意は黒板に書いてあるのではなく、言われます。 しかも踊っている最中に言われるし、すごく早く(もしくはざっと)言われることもある。   日本では綺麗な現役ダンサーがこんな感じ、って踊って見せてくれるレッスンが多いかもしれませんが、 海外だとそれは少なく、カンパニーになったら何時間もリハをしているディレクターやコーチが踊るわけないですものね。(年齢も考えて…さ笑) だからこそ、「聞く」という能力は大事。   DLSの留学や、英語についての記事でも書いていますが、 海外に留学したり、特別なレッスンやセミナーを受ける、という事はその人に注意され、インスパイアされたいからチャレンジするんでしょう? だってプリエ、タンジュっていうのはふつうのお教室でもできるもの。…

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